SBS杯初先発の静岡ユースCB窪田佑介が韓国封じで自信。浜松開誠館で「もっと強くなって」プレミア昇格、選手権Vに挑戦
ゲキサカ / 2024年8月27日 21時55分
[8.25 SBS杯 静岡ユース 1-0 U-18韓国代表 エコパ]
初先発のストッパーが、U-18韓国代表封じに大きく貢献した。静岡ユース(静岡県選抜)のCB窪田佑介(浜松開誠館高3年)は、「2024 SBSカップ国際ユースサッカー」最終戦で初先発。「凄い出たいっていうのはあって。出たからにはしっかり戦って、アピールしてやろうっていう気持ちでした」という180cmDFが韓国の大型FWに対抗した。
前半は187cmのFWキム・ボマン(蔚山HD FC U-18)、後半は183cmのFWキム・ミンゾン(FCソウル U-18)とのマッチアップ。海外チームとの対戦は初めてだったというが、競り合いで全く怯まない。シュートへ持ち込もうとする相手のコースに入ってブロックしたほか、抜け出してきた相手を背中で抑えて止め切るシーンもあった。
「フィジカルの部分でデカかったりした相手に対して、重心低くぶつかったり、頭入れして止めるっていうのができたかなと思います」。韓国にボールを保持される時間が増えた上に時折、“ゲリラ豪雨”にも見舞われる悪コンディション。だが、「この1点をしっかり守り切って勝とうって言って、スライド遅れずについてってと話していたんで、我慢する時間は長かったですけど、我慢強くできたと思います」と1-0の勝利に胸を張った。
ここまでの2試合で出場時間はU-18日本代表戦の3分間のみ。この日の試合序盤は緊張もあったというが、全3試合先発のCB岩田琉唯(静岡学園高)が「しっかり支えてくれた」(窪田)こともあり、落ち着いて自分の力を表現した。所属する浜松開誠館は、自身が不在の練習試合で好調。絶対に活躍して戻る、という強い思いも結果に結びついたようだ。
「初めて海外の選手と戦って、思ったより強かったりとか、そういうところがあったんですけど、しっかり勝ち切れたんで自信になると思います」。課題だというビルドアップで縦パスを差し込むなど攻撃面でも健闘。一つ自信をつけたCBは、チームに戻って目標達成に貢献する意気込みだ。
「まず、プリンス(リーグ)優勝してプレミア(リーグ)に昇格させるっていうことと、選手権で優勝するっていうのがチーム(浜松開誠館)の目標なんで、チームに戻って、ここで経験したこととかを伝えて、もっと強くなっていきたいなって思います」。浜松開誠館は現在、プリンスリーグ東海で首位。韓国封じをやり切ったDFが、次はプレミアリーグ初昇格、選手権優勝に挑戦する。
(取材・文 吉田太郎)
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