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不発悔やんだ町田FW藤尾翔太、同世代SBのサプライズ代表選出も刺激に「いつかは入るやろなと思っていた」

ゲキサカ / 2024年9月1日 6時30分

FC町田ゼルビアのFW藤尾翔太

[8.31 J1第29節 町田 2-2 浦和 国立]

 エースストライカーとして結果への責任を背負った。FC町田ゼルビアのFW藤尾翔太は72分間で4本のシュートを放ちながらもノーゴール。2-2に終わった試合後、自身のパフォーマンスについて「チャンスがあった中で決めきれなかったのはすごく悔しいし、そこを決めておけば2失点目もなかったのかなと思うと責任もある。悔しい」と振り返った。

 中でも悔いが残ったのは1-1で迎えた後半21分のビッグチャンス。左に開いたMF下田北斗のクロスがアウトスイングでゴール前に入り、ファーの藤尾がヘディングで合わせたが、シュートはゴールの上に外れていた。

「完全に(GKの)西川さんの反応も遅れていたし、目の前に打てれば入っていたシュート。それをふかしてしまったのは悔しい」。クロスは鋭い軌道で飛んできており、決して簡単な形ではなかったが、「難しいシュートでもチャンスはチャンスなので。それがチームの勝ちを決定づけるシュートであればなおさら決めないといけない」と力強く語った。

 この引き分けにより、サンフレッチェ広島に勝ち点で並ばれ、得失点差で首位陥落。藤尾は「優勝を狙える立場にいる。ここから9戦、勝ちを積み重ねられるように準備するだけ」と冷静に語ったが、優勝レースを制するためにはエースの活躍が欠かせない。

 8月は同世代のDF望月ヘンリー海輝が北中米W杯アジア最終予選に臨む日本代表にサプライズ選出され、刺激を受ける出来事もあった。

「ヘンリーのプレーを見ていると、対人も強いし、SBとして規格外のサイズもある。いつかは入るやろなと思っていたけど、先に同世代で入ったので負けていられないなという気持ちもある」(藤尾)

 今夏はパリ五輪に出場した藤尾にとってもA代表は大きな目標。「結果を残していれば目にはつくと思う。どれだけ活動の前に森保さんの目に留まるかなので、チームの勝ちも必要だし、僕が点を取ればチームも勝てると思うので、そういうところで準備していきたい」。個人のキャリアを切り拓くためにも、大事な終盤戦になりそうだ。

(取材・文 竹内達也)
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