「やっぱり大事なのは個」に向き合う守田英正、W杯最終予選への思い「もっと自分が勝たせる存在に」
ゲキサカ / 2024年9月2日 19時55分
北中米W杯アジア最終予選・中国戦(5日・埼玉)へ始動した日本代表のMF守田英正が合宿初日の2日、練習後に報道陣の取材に応じ、過去2大会で敗戦が続いているW杯最終予選初戦に向けて「2次予選までの戦いとは全く違ったものになる」と意気込みを語った。
日本代表はロシアW杯最終予選でUAE、カタールW杯最終予選でオマーンに敗れており、最終予選初戦は2連敗中。普段の活動でも懸念される時差や長距離移動に加え、シーズンが始まったばかりの欧州組のコンディション調整の難しさや、すでに秋の気候になっている欧州との気温差などが要因で、厳しい戦いが続いている。
守田は前回カタールW杯の最終予選初戦をコロナ禍の入国制限のため欠場していたが、苦しい状況から始まったその後の戦いを経験した。その経験を踏まえて守田は「2大会連続で初戦に悔しい試合からスタートしている。そうすると次の試合からもっと厳しい戦いになっていくので、まずは初戦しっかり勝つことがチームの勢いにつながる」と初戦の重要性を訴えた。
そんな守田のカタールW杯最終予選は、1勝2敗で臨んだ第4戦のオーストラリア戦から主力に定着し、首位での予選突破に大きく貢献した形。そのため今大会では、初陣からポジションを掴み、チームの司令塔としての活躍が求められる。またそうした中、守田は自身にさらなる高い基準を課し、活動に入ってきたという。
「人とか近場の選手だったり、チームとして意思統一してやるべきことだったり、戦術だったり、いろんなことを考えながらずっとやってきたけど、最終的にはやっぱり大事なのは個。自分一人でどれだけ相手を剥がせるかとか、自分がどれだけボールを前に前進させられるかに改めていまこだわっている。選手として成長するためにそこに目を向けてやっているので、そういったところも最終予選を通じて日本代表に貢献するアピールをしていきたい」
これまでの戦いでは伊東純也、鎌田大地、三笘薫、久保建英といった攻撃のタレントを活かしつつ、チームの全体を整える役割で唯一無二の能力を示してきた守田。だが、今回の最終予選ではより個人にフォーカスし、「もっともっと自分が勝たせる存在にならないといけない」とさらなる存在感を示していきたい構えだ。
もちろん、これまで担っていたゲームコントロールの役割は継続する姿勢を示す。
「バランス重視でいろんな選手が活躍できるような調整、そういう気遣いは僕の一つの特徴なので、チームにとってもプラスになると思う。今までやってきたベース、戦い方はあくまでも変えずに“自分に課す”じゃないけど、もっとこうしたほうがいいんじゃないか、もっとこうできるんじゃないかという部分で大会を通じてもう一皮剥けたいと思っている」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「日本人はやればできる」森保監督が抱く“サッカー世界一”の野望「日本に誇りを」【独占インタビュー】
FOOTBALL ZONE / 2025年1月6日 7時30分
-
サッカー日本代表・森保監督 新春インタビューで明かした「増」の抱負と新戦力への期待
スポニチアネックス / 2025年1月1日 5時2分
-
26年W杯出場濃厚「サッカー日本代表」次の課題 1年の準備期間にどこまで選手強化進められるか
東洋経済オンライン / 2024年12月29日 8時0分
-
久保建英、日本代表の”マッチメイク”に持論展開「アジア予選で戦えない相手と戦いたい」
FOOTBALL ZONE / 2024年12月28日 15時33分
-
「責任問題になったとしても」 アジア杯敗退で森保監督が吐露…心中とV字回復の軌跡【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年12月27日 9時30分
ランキング
-
1大谷翔平が「韓国語であいさつしてくださって…」ドジャース加入キム・ヘソン「応援の言葉をもらった」
スポニチアネックス / 2025年1月15日 8時50分
-
2「太田と若林がケンカしてます!」 箱根駅伝の11日前、青学大の食堂で2人が譲れなかった男性の存在【前編】
THE ANSWER / 2025年1月15日 6時43分
-
337歳急逝の元MLB左腕、死因は“薬物中毒”か 衝撃の報告書「口に白い物質」「吸引器具」
Full-Count / 2025年1月15日 10時14分
-
4佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月14日 11時12分
-
5下半身醜聞の西武・源田壮亮 異例「不倫謝罪会見」のウラ…背に腹を変えられぬ球団事情
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月14日 11時12分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください