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U-15日本代表候補が1、2歳年上の尚志高に挑戦。プレスの速さなど体感したことを今後の糧に

ゲキサカ / 2024年9月4日 1時12分

 チーム白は立ち上がりに宮崎の縦突破などからゴールへ迫るが、その後はセカンドボールを拾われ、サイドへ展開されるなど押し込まれる展開に。クロス、ラストパスへ持ち込まれていたが、CB森明やCB石原、ボランチで出場した中村が粘り強い守備で対抗する。
尚志の切り替えの速い守備に苦しめられた
 また、中村や左SB松坂が推進力のある動きを見せるなど攻め返すが、GK赤根啓太(2年)らが引き締める尚志は隙を見せない。だが、チーム白も松永、松崎らが献身的な守備を続け、終了間際にGK佐々木が相手の決定的なシュートを連続セーブ。0-0の引き分けに持ち込んだ。
左SB松坂碧生(浦和ジュニアユース)が突破を図るチーム白のGK佐々木翔大(秋田U-15)がハイボールをキャッチ
 最後にチーム緑が尚志と対戦。GK齋藤陽乃心(JFAアカデミー福島U-15EAST)、枝川航大(ソレッソ熊本)、DF松本空(C大阪U-15)、笹倉拓真(川崎F U-15生田)、奥村翔(柏U-15)、石村琢人(FC東京U-15むさし)、瀬戸駿(浦和ジュニアユース)、MF大石櫂(浜松開誠館高)、藤本祥輝(G大阪ジュニアユース)、岡颯介(FC岐阜U-15)、嵯峨日向(前橋FC)、今村涼弥(横浜FMジュニアユース)、FW小園晟之朗(神村学園中)、城秀人(FC東京U-15むさし)の14人で構成されたチーム緑は立ち上がり、城、今村が立て続けに決定機を迎えたが、尚志GK門井に止められ、得点することができない。
開始直後、チーム緑FW城秀人(FC東京U-15むさし)が決定的な右足シュート
 すると6分、尚志はシュートのこぼれ球をMF齋藤浩司(1年)が押し込んで先制。チーム緑も嵯峨が激しい当たりを受けても倒れずに前進するなど奮闘したほか、右SB松本がインターセプトからクロスを上げ切り、大石が質の高いボールを前線へ配球する。
6分、尚志MF齋藤浩司が決めて1-0
 また、縦パスを差し込むなど攻撃面でも効いていた笹倉が跳ね返しで高さを発揮し、GK枝川が好セーブを続けるなど追加点を阻止。それでも、尚志は20分、左SB星山珂凰(1年)が左足ミドルを決め、2-0で試合を終えた。
CB笹倉拓真(川崎F U-15生田)が抜群の高さのヘッド
 U-15代表候補の選手たちはこの日の午前に続き、同じU-15代表候補との2試合で競争。加えて、1、2歳年上の尚志の鋭いプレスや上手さを体感した。中村は「プレスの速い中で、速く判断して1タッチとかでプレーするっていうのがまだできてなかったので、そこは直していきたい」。対世界を想定した年上との戦いも糧に。合宿最終日の4日も、代表チームで活躍するための基準を学び、今後の飛躍に結びつける。

(取材・文 吉田太郎)

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