CL出場クラブとコンタクトも…今夏の移籍は実現せず、町田浩樹「今回は縁がなかった」

日本代表DF町田浩樹

　今夏、現地で移籍報道も出ていたDF町田浩樹(サンジロワーズ)だが、今は日本代表に集中している。W杯アジア最終予選・中国戦(埼玉)を翌日に控えた4日、報道陣の取材に応じ、「主要ウインドウは閉まってしまったので、チームに残るつもりでいる」と、改めて今夏のチーム残留を明言した。

「移籍は僕自身でどうにかなるものでもない。実際に話していたチームもあったけど、縁とタイミングがある。今回できなかったから次もできないわけじゃない。今回は縁がなかったということで代表に集中したい」

　22年1月に加入したロイヤル・ユニオン・サンジロワーズで4シーズン目。ベルギー・リーグで着実に実績を積むレフティーには欧州のさまざまなリーグからの関心が伝えられていた。移籍先の候補として「5大リーグ、チャンピオンズリーグに出場できるチームに絞って考えていた。実際、話していたチームもチャンピオンズリーグに出場するチームだった」と明かしたが、今夏の移籍は実現しなかった。

　それでもネガティブにはなっていない。「いろんなチームから見てもらっている感覚はある」。チームで、そして日本代表で結果を出し続けていれば、遠くない将来、ステップアップへの道は開けるはずだ。

(取材・文　西山紘平)
●北中米W杯アジア最終予選特集●海外組ガイド●ベルギー・リーグ2024-25特集