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着実に成長刻む高井幸大、宮本恒靖会長がその名を憶えた“2年前”「そこからの急激な成長ぶりは…」

ゲキサカ / 2024年9月6日 11時31分

着実に経験を積むDF高井幸大

[9.5 W杯最終予選 日本 7-0 中国 埼玉]

 20歳のA代表デビューに、日本サッカー協会会長も目を細めていた。中国戦の勝利後、DF宮本恒靖会長はDF高井幸大(川崎F)のデビューに喜びを語っていた。

 4日に20歳の誕生日を迎えたばかりの高井は、後半26分にA代表デビューを飾った。3バックの一角として起用され、残り時間で積極的に攻守に動いて勝利に貢献した。宮本会長も「きょう堂々プレーしていたのはチームにとってもプラスの材料」と称賛していた。

 宮本会長は4月のU23アジアカップのときにもカタールに赴き、決勝前日の練習が始まる前に円陣を組んだU-23日本代表メンバーたちを鼓舞。そのときにもU-23日本代表だった高井の名前を出していた。

 高井を気に掛けているのには理由がある。2022年3月に日本サッカー協会理事に就任した宮本会長は、同年9月にラオスで行われたAFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選に初めて団長として参加。U-19日本代表のメンバーには高井も名を連ねており、宮本会長はそのときの高井をよく覚えていたという。

 その後、高井はU20アジア杯、U-20ワールドカップ、U23アジア杯、パリオリンピックと順調に国際舞台を経験。そして今回A代表に初選出され、北中米ワールドカップのアジア最終予選・初戦という大事な試合でA代表デビューを飾った。

 当時の高校生があっという間にA代表メンバーになった。宮本会長もその成長スピードに驚きを隠せない。「高井に関しては2年も経たないが……U-19のラオスで自分が団長で行って初めて一緒になった。そこからの急激な成長ぶりはすごく頼もしい」。最大限の賛辞を送り、若武者のさらなる成長に期待を込めていた。

(取材・文 石川祐介)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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