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アジア杯では痛恨OG喫したバーレーンとの再戦…表情に自信みなぎる鈴木彩艶「力を入れすぎないようにやっていきたい」

ゲキサカ / 2024年9月8日 3時47分

練習前に現地と子どもたちと記念撮影する日本代表GK鈴木彩艶

 大粒の汗が頬から滴り落ちた。日本代表GK鈴木彩艶(パルマ)はちょうど1年ぶりにバーレーンの地を踏み、再びその酷暑の中でトレーニングを行った。

 昨年9月にバーレーンで開催されたU23アジア杯予選にFW細谷真大、DF高井幸大とともに参加していた鈴木は当時も過酷な暑さに直面。「細谷選手、高井選手とも去年の方が暑かったねと話していた」と、この日は覚悟していたほどの暑さではなかったというが、「去年よりは暑くないけど、暑い環境であるのは同じ。しっかり対応していきたい」と、1年前の経験も生かすつもりだ。

 バーレーンとは今年1月のアジア杯決勝トーナメント1回戦でも対戦し、3-1で勝っている。相手の監督は替わっているが、鈴木にとっては相手CKからFW上田綺世とかぶってオウンゴールで失点した苦い記憶もある。

 それでも「力を入れすぎないようにやっていきたい」と過度に意識はしていない。「任せるところは任せて、自分としては出られなかったあとの準備を考えたい。(チームメイトとの意思疎通は)良くなっているし、判断の部分も良くなっていると思う」と表情には自信がみなぎる。

 今夏、シントトロイデンから移籍したパルマでの経験も、その源となっている。「(セリエAで)3試合プレーして、良くも悪くもいい時間を過ごせている。学びの多い3試合だし、それを踏まえてここに立っている」。体もひと回り大きくなった印象で、公称98kgの体重は「100kg前後に増えた。22歳。まだまだ成長しているので」と笑った。

 5日の中国戦(○7-0)は22歳15日でW杯アジア最終予選に出場し、川口能活氏の22歳23日を抜いて日本人GKの最年少記録となった。「少し日にちが早かっただけで、結果は何も残せてない。(川口氏は)みんなの記憶に残っている選手。自分も記憶に残れる選手になりたい」。東京五輪など年代別代表で川口GKコーチの指導も受けたが、磐田のGKコーチとなった今もつながりは続いているそうで、「パルマでプレーしていても『初勝利おめでとう』という連絡をもらった」と笑顔で明かした。

 A代表で初めて背番号1を付けた中国戦は相手の枠内シュートがゼロ。守備機会はほとんどなかったが、10日のバーレーン戦に向けて「次の試合は明らかにクロスがたくさん来ると思うし、シュートも来る」と表情を引き締める。「中国戦は切り捨てて、強い相手と戦う気持ちでやりたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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