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敵地バーレーンで敗れた15年前の苦い記憶を呼び起こす長友佑都「ロッカールームに冷房も付いてなかった」

ゲキサカ / 2024年9月9日 5時5分

日本代表DF長友佑都

 歴代2位の国際Aマッチ142試合出場を誇る日本代表DF長友佑都(FC東京)は過去にアウェーでのバーレーン戦を2度経験している。最初は2008年9月6日に行われたW杯アジア最終予選。ベンチ入りした長友に出場機会はなかったが、チームは大事な最終予選初戦に3-2で勝利した。次は2009年1月28日に行われたアジア杯予選。長友はフル出場したが、日本は0-1で敗れた。

 16年前に同じ9月のバーレーンを経験している37歳は猛暑の中のトレーニングを終え、「全然暑くない。日本の7月の方が暑い」とどこ吹く風。「日本の方が暑いから大丈夫」と自分に言い聞かせるように話した。とはいえ、中東アウェーの難しさは何度となく経験している。

「2009年のバーレーンの試合は自分も出ていて、アウェーの独特の雰囲気、歓声もあって、悔しい思いをしている」。アジア杯予選での敗戦を色濃く覚えている長友は「僕の記憶が正しければ、ロッカールームに冷房も付いていなかったのかな。めちゃくちゃ暑くて、それも含めてアウェーの洗礼を受けた苦い思い出がある」と指摘。「そういうのも含めて後輩たちに伝えていきたい」と、どんなアクシデントも想定内とする準備の重要性を説いた。

 バーレーンは5日の最終予選初戦でアウェーながらオーストラリアを1-0で破る金星発進を果たしている。後半32分にオーストラリアが退場者を出したとはいえ、後半44分にオウンゴールで決勝点を奪う劇的な幕切れだった。

「相手はノッていると思う。オーストラリアにアウェーで勝って、勝ち方も盛り上がる勝ち方だった。国として盛り上がっていると思うし、熱量も高いと思う」。そう警戒すると、「相手はボールを奪うだけで、僕らが大ピンチかのような大歓声が起こると思う。そういう圧に押されて、自分たちが支配しているのに支配されているような感覚に落ちることもある。そこはみんなナーバスにならず、そういうときも冷静にどしっと構えてプレーすることが大事」と力説した。

「バーレーンにとってはW杯に出ることが今までは夢だったのが、目標に変わっているような気がする。人って夢が目標に変わって、射程圏内に入った瞬間に、目の色が変わって自分でも想像しないような力を発揮することがある。そこは怖い」。勢いに乗るバーレーンのホーム初戦。相手の勢い、スタジアムの熱気、酷暑のコンディションを含め、決して簡単な試合にならないことは分かっている。

(取材・文 西山紘平)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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