中東経験豊富なDF谷口彰悟、夜でも酷暑のバーレーン戦へ「この気候は嫌でも頭に入ってくる」
ゲキサカ / 2024年9月10日 2時10分
中東の戦いは熟知している。日本代表DF谷口彰悟(シントトロイデン)が北中米W杯アジア最終予選バーレーン戦を翌日に控えた9日の練習後、報道陣の取材に対応。夜でも気温30度を越える酷暑でのアウェーゲームに向け、「この気候は嫌でも頭に入ってくるし、考えてしまう状況にある。スマートに戦っていかないといけない」と注意を呼びかけた。
谷口はカタールW杯後の2022年末から今年夏までの1年半、カタールのアルラーヤンに在籍。カタールリーグはバーレーンよりも空調などの設備が整った環境ではあったが、中東でのナイトゲームを誰よりも多く経験してきた実績を持つ。
そんな谷口は敵地でのバーレーン戦に向け、ゲームコントロールの重要性を指摘する。「全部が全部高いインテンシティーでできるとは思っていない。チームとしてパワーを出すところをしっかり合わせていかないと少し間延びしたゲーム、メリハリのないゲームになってしまう。チームとしてどこでどうパワーをかけてボールを奪いに行くか、ゴールを取りに行くかをしっかり合わせていくことが大事。ピッチの中でのコミュニケーションが大きなポイントになる」と力を込めた。
日本代表は6月シリーズから3-4-2-1のシステムを採用している中、谷口は3バックの中央で2試合にフル出場。バーレーン戦でも同じシステムで臨むことが見込まれており、引き続きDFリーダーの役目を担うことになりそうだ。
バーレーンはFIFAランキングでC組4番手の序列だが、初戦で同2番手のオーストラリアを破った侮れない相手。日本は今年1月のアジア杯ラウンド16で3-1の勝利を飾った実績はあるものの、大会後に就任したドラガン・タライッチ監督のもとでシステムも選手も一新されており、想定外の出方をしてくる可能性もある。
谷口はそんなバーレーンとの対戦を前に「狙いとしてはまずは相手がどう来るかを見ないといけないと思う」と展望。「ロングボールを蹴ってくるのか、つないでくるのか、シンプルに入れてくるパターンもあるし、前からこっちが行けないパターンも考えられる。いろんな状況を考えていかないといけないというのはみんなとも話している」と述べ、チーム内では意識の共有が進んでいることを明かした。
そこで試されるのは試合の中での対応力だ。
「もちろん前から行って、奪ってショートカウンターで得点を奪うのが一番理想だけど、相手も僕らの1戦目を見て対策を取ってくると思うし、その中でどう戦ってくるかは僕らにとって合わせていかないといけない大事なポイント」(谷口)
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