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12発連勝”攻撃的3バック”にも改善点見つめる三笘薫「今日の相手だからできたところもある」

ゲキサカ / 2024年9月11日 6時42分

日本代表MF三笘薫(ブライトン)

[9.10 W杯最終予選 日本 5-0 バーレーン リファ]

 持ち味を封じられた中でも異彩を放った。日本代表MF三笘薫(ブライトン)は5日の中国戦(◯7-0)に続き、左ウイングバックで2試合連続の途中出場。前半9分にMF堂安律への完璧なクロスで最初の決定機を導き、後半19分にはMF守田英正のゴールをアシストしたほか、試合を通じてトランジション強度の高さでも攻守に存在感を示していた。

 酷暑のアウェーで拮抗した展開が続いたバーレーン戦。三笘には相手右サイドハーフのMFアリ・マダンが戻ってくる形でマークにつき、さらに絶妙な距離感で右サイドバックのDFビンセント・アニ・エマニュエルも待ち構えるという徹底的な警戒態勢が取られており、突破力という強みを見せられるシーンは限定的だった。

 それでも前半9分、ウイングバックからウイングバックのホットラインで最初のビッグチャンスを作った。三笘のクロスに飛び込んだ堂安のボレーは左ポストを叩いたが、中国戦では堂安から三笘へのクロスで2点目を奪っており、逆パターンを披露した形。三笘自身も手応えを感じるシーンだったようだ。

「ウイングバックと4-4-2だと相手が捕まえ切れないので、みんなも共通認識を持っているし、時間を作ってくれれば走れるスペースと時間があるし、堂安選手がそれをうまく使ってくれる。僕が中国戦で決められたように2枚釣れたところでファーが空くので、入らなかったけど再現性のあるプレーを出していきたいというところで、1試合目にもそれが出たし、いいプレーを出せたと思う」

 その後は三笘のサイドの警戒がより強まった中、プレー強度の高さで存在感を放っていた。前半32分には相手のカウンターに完璧なプレスバックでピンチを防止。後半2分には高い位置でのボール奪取からシュートカウンターの起点になった。これはFW上田綺世の2点目につながっており、勝利を決定づける隠れたビッグプレーだった。

 三笘によると、このプレーは自身がMF守田英正のゴールをアシストした4点目と共通しており、いずれも意識していたのは“ペナルティエリア幅”のポジショニングだったという。

「ウイングバックがペナ幅で走ることで相手も嫌だし、そこで失ってもすぐに切り替えればゴール前。よりゴールに近い形というのはブライトンでもやっているし、4点目もそうだけどなるべく最短距離というのは自分もトライしている。少しずつ噛み合ってきていると思う」。そう手応えを口にした。

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