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12発連勝”攻撃的3バック”にも改善点見つめる三笘薫「今日の相手だからできたところもある」

ゲキサカ / 2024年9月11日 6時42分

 その後、三笘は4-0のまま迎えた後半28分に途中交代。昨季終盤戦は腰の負傷に苦しんだため、今回の最終予選がアジアカップ以来の代表復帰戦だったが、再三の突破とゴールを記録した中国戦、突破力以外でも違いを示したバーレーン戦と、あらためて幅広い能力を発揮した形となった。

 それでも今回対戦した2チームはアジアの中でもややレベルの落ちる相手。W杯優勝という目標を掲げて戦っている以上、試合後の三笘は課題に目を向けることも忘れなかった。

 三笘が課題に掲げるのは、自身が良い形でボールを受けることにもつながるCBとの関係性だ。この日の三笘は相手のサイドハーフとサイドバックの外側でパスをもらう場面が多く、目の前のブロックを打開するためには立て続けに2人を抜き切らなければならない状態。左CBのDF町田浩樹も三笘のタイミングを見計らう配慮は見せていたが、逆に息の合わないシーンも頻発していた。

「一番は相手のサイドバックとサイドハーフの間を行ければ良かったけど、なかなか突けなかったので“外外”の関係だった。それでも押し込めればいいけど、自分たちが狙いたいのはもう一つ内側のところ。そこの関係性や距離感はまだまだ改善しないといけない」

 そう課題を見つめた三笘は「後半も2本くらい合っていないところがあったので、ああいうところで失ってカウンターをされることもあるし、今日の相手だからできたところもあると思う。もう一回映像を見て話し合いたい」と述べ、次のように改善に意欲を見せた。

「相手のサイドハーフの選手をいかに食いつかせるかだったり、前に来た時にボランチがうまく顔を出してギャップを作ったり、SBだけでなくCBとボランチとの距離感でも決まってくるので、僕だけじゃなくて、その状況の最適解を毎回出していかないと綺麗に崩すことはできない。強い相手なら数回のチャンスになってくるので、もっともっと磨いていかないといけない」(三笘)

 そうした共通理解を深めていくにあたっては、ここから10月、11月と短いスパンで代表活動が控えているのはポジティブ。ただ、所属先と異なるシステムにトライしている三笘にとっては、頻繁な頭の切り替えも求められる。

「代表では今ウイングバックをやっていて、ブライトンではサイドハーフなので強度も、ポジショニングも、考えることもいろいろと違う。それをすぐにアジャストしていかないといけないし、監督が求めることをすぐにできないとブライトンでもスタメンを取れない。帰ってからも勝負が続くなと思います」

 クラブとの両立は代表選手の宿命だが、大事なシーズンは始まったばかり。まずはブライトンでのプレーに集中し、より良好なコンディションで10月活動に戻ってくることが期待される。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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