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「すごくシンプル」なサッカー競技規則でポイントとなる“精神”…JFA審判委が伝えるレフェリング方針

ゲキサカ / 2024年9月12日 14時39分

 当然ながら競技規則の精神に基づいて判断する場面は“藤尾のルーティーン”だけではない。佐藤氏は「ひとつひとつこれは正しい、これは正しくないということをしていくかといったら(サッカーの求めるところは)多分そういうことではない」と述べ、「レフェリーが目くじらを立てて細かい重箱の隅をつつくようなことをしろとは言っていないし、彼らだってそんなことは望んでいない」とコメント。臨機応変に対応しながら、競技規則の精神に基づいて判断することで一貫していることを強調した。

 ただ、試合運営の観点からJリーグと協議して改善を図る場合もあることを示した。コロナ禍のJリーグでは、副審がピッチサイドに置かれたクーラーボックスに接触して転倒する事案が発生し、設置場所の変更が行われた。

 最近では町田対浦和レッズで浦和ベンチサイドに置かれた町田のロングスロー用タオルを巡って両チームスタッフが対立する場面も。佐藤氏は「レフェリー側だけでこれはダメだということは(できない)。基本(Jリーグが)認めているものなので」と現状を説明しつつ、相手ベンチ付近に備品を用意したことが対立の原因になったことを推測し、「リーグと話をしながら、みんながそうだよねと言える着地点を見つけながらやっていければ」とコメント。「より良いゲームをよりスムーズに」と円滑な試合運営を目指して関係各所と協力していく姿勢を示した。

 最後には扇谷健司審判委員長が「先ほど佐藤からの言葉もあったが、競技規則には『いろいろなことについて書いていない』と書いてある。サッカーの競技規則はそのようにできていると議論したい」と述べ、レフェリーブリーフィングを締め括った。


(取材・文 加藤直岐)
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