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インハイ決勝で2G1AのMF長璃喜(昌平)が貴重な追加点。連発し、U-17日本代表からの“飛び級”を狙う

ゲキサカ / 2024年9月13日 17時31分

U-17日本代表は後半4分、MF長璃喜(昌平高)が左足シュートを決めて2-0

[9.12 国際ユースサッカーin新潟第1節 U-17日本代表 3-0 U-17ペルー代表 新発田市五十公野公園陸上競技場]

 先制点からわずか1分後のゴールでチームを加速させた。U-17日本代表は後半3分にMF長璃喜(昌平高)のインターセプトを起点とした攻撃から、FW前田勘太朗(横浜FCユース)が先制点。さらにその1分後、長が左足シュートを決めて2-0と突き放した。

 城和憲監督が重視していた得点後の5分間で畳み掛けること。U-17日本代表はMF川崎幹大(札幌U-18)が出足良くセカンドボールを回収すると、MF松本果成(流通経済大柏高)の右クロスがファーサイドの長へ通る。長は胸でDFから遠い位置へトラップし、「左足、得意なんで」と対角の左足シュート。見事に決め切って見せた。

「(先制点直後に)前からプレッシングで体現してくれて、それでだいぶゲームを決めることができた」と城監督が評価した1点。長も「点入った後すぐに点決めれたんで、嬉しかったです。後半の入りで(チームが)めっちゃ良かったんで。先制できて、最初の10分で決着つけたいなと思ってたんで、2点目がすぐ取れて良かったです」と微笑んでいた。

 長は8月3日のインターハイ決勝で2得点1アシストの大活躍。昌平高(埼玉)を初優勝へ導いた。昨年6月のU-16日本代表活動を怪我で辞退しており、代表活動は同3、4月のU-16日本代表フランス遠征以来となる。

「代表入れたのは、昌平のみんなのお陰なんで。結果残して、この後の海外遠征にも行きたいです」と長。自分の世代のU-17日本代表で活躍し、上の世代の代表チームに加わっていきたいという思いを抱いている。

「(上の世代の代表チームに)“飛び級”で入っていけるような。プロになっていくためにはそういうのが必要だと思うんで経験したいです」。この日は得意のドリブル突破からシュートを打ち込んだり、コンビネーションで打開を図るシーンもあったが、その回数をより増やして連発へ。「ドリブルでやっぱ魅せたいです」と語る注目アタッカーが、14日のU-17アメリカ代表戦でもドリブル、ゴールでアピールする。

(取材・文 吉田太郎)

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