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鹿島の17歳FW徳田誉が大仕事!! 大一番で劇的同点J初ゴール、広島はパシエンシアが鮮烈デビュー弾も連勝7でストップ

ゲキサカ / 2024年9月14日 20時15分

FW徳田誉が同点ゴール

[9.14 J1第30節 鹿島 2-2 広島 カシマ]

 J1リーグは14日、第30節を各地で行い、鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島の上位対決は2-2の引き分けに終わった。前半早々に鹿島がセットプレーから先制点を奪い、そこから広島が新加入FWゴンサロ・パシエンシアのデビュー戦初ゴールなどで逆転に成功したが、鹿島は17歳のFW徳田誉が後半37分にプロ初ゴールとなる劇的同点弾。鹿島は優勝争いになんとか踏みとどまり、一方の広島は7連勝がストップした。

 首位の広島(勝ち点55)と4位の鹿島(同48、1試合未消化)の上位対決。ホームの鹿島はMF知念慶が3試合ぶりに復帰し、MF三竿健斗とボランチコンビを組み、MF柴崎岳がトップ下に戻った。対する広島は国際Aマッチウィーク中のルヴァン杯、天皇杯に敗退し、厳しい連戦中。元ポルトガル代表のパシエンシアが先発でデビューした。[スタメン&布陣]

 序盤の主導権を握ったのは広島。前半開始直後、さっそく速攻から攻め込むと、CKからのクロス攻撃を展開し、MF松本泰志のクロスにパシエンシアが頭で合わせる。これはGK早川友基の正面を突いたが、さっそく鳴物入りで今夏新加入したストライカーが見せ場を作った。

 さらに広島は前半4分、右サイドでパシエンシアが収めて時間を作ると、MF新井直人のクロスに飛び込んだパシエンシアがファーサイドで反応。惜しくも届かなかったが、波状攻撃につながり、今度は中野のクロスをパシエンシアが収める。しかし、左足シュートは早川のファインセーブに防がれた。

 そうして迎えた前半17分、鹿島がセットプレーから試合を動かした。MF名古新太郎が右CKをゴール前に送り込むと、ニアサイドでMF知念慶が反応。強烈なヘディングシュートをゴール右隅に突き刺した。知念はこれが今季2ゴール目。ボランチ起用で新たな才能を開花させた29歳がビッグマッチで結果を出した。

 それでも前半19分、広島もすぐに取り返す。左サイドのクロス攻撃で右CKを獲得すると、新井のキックにパシエンシアがゴール正面で反応。MF柴崎岳と競り合いながらも高い打点のヘディングで合わせ、来日初ゴールが貴重な同点弾となった。

 その後は一進一退の攻防。前半21分、鹿島は右サイドバックのDF濃野公人が強引な攻め上がりからミドルシュートを放ち、GK大迫敬介に襲いかかる。すると同22分、このプレーで獲得した右CKを名古がゴール前に入れると、今度はDF植田直通が反応。1点目の知念と同様に完璧なインパクトで叩いたが、これは右ポストに弾かれた。

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