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[NBチャンピオンシップU-16]尚志がPK戦で横浜創英を下し、準々決勝進出!来年、再来年の飛躍のために“全国大会級のU-16大会”で自信を掴む

ゲキサカ / 2024年9月16日 10時39分

PK戦勝利を喜ぶ尚志高の選手たち

[9.15 NBチャンピオンシップU-16決勝T1回戦 横浜創英高 0-0(PK3-4)尚志高 時之栖うさぎ島G]

「ニューバランスチャンピオンシップU-16 2024」は15日午後、予選リーグを勝ち抜いた16校による決勝トーナメントへ突入。Eブロック1位の横浜創英高(神奈川)とFブロック2位・尚志高(福島)との1回戦は、0-0で突入したPK戦の末、尚志が4-3で勝った。

 横浜創英は滝川二高(兵庫)、高川学園高(山口)、帝京長岡高(新潟)との予選リーグで3連勝。一方の尚志はFブロックで1勝2敗と苦戦したものの、得失点差で2位に入り、決勝トーナメントへ駒を進めた。

 立ち上がり、尚志は敵陣でインターセプトしたFW浦川慶の左足シュートやMF奥村玲央の左足シュート、FW玉木聖梛のドリブルシュートなどで相手ゴールを目指す。「身長があんまりデカくないんで、1対1の強さだったり、ビルドアップでチームの勝利に貢献できるようにしていければいい」というCB星宗介ら最終ラインから攻撃を組み立て、MF瀧田悠のアイディアある動きも織り交ぜてボールを運ぶ。また、前線でボールを収める玉木や浦川をシンプルに活用しながら、相手の寄せが甘い際には右SB中村快生や左SB星山珂凰がマークを外して前進。シュートに結びつけた。
尚志CB星宗介は正確なビルドアップで攻撃の起点に
 対する横浜創英は、元々一学年17人の少数精鋭だが、今大会中の怪我もあってフィールドプレーヤーがわずか11人という状況。それでも、相手の股間を通すドリブルや、キープ力で存在感を放つMF鈴木快やシャドーの位置で上手さを発揮するMF塩澤示月を軸にボールを保持しながら主導権を握ろうとする。
横浜創英MF鈴木快は攻守に存在感
 前半7分には、鈴木のパスからMF佐藤翔星が右中間へ抜け出し、ニアポスト直撃の右足シュート。右SB北川真成と左SB藤田遥心が積極的にビルドアップに係わったほか、CB八鍬一真の左足フィード、グラウンダーの縦パスも交えた攻撃で押し返す。そして、塩澤がこぼれ球などからシュート。相手の切り替えの速さに苦戦したことも確かだが、FW池田海斗が前線で健闘したほか、CB工藤遙人や回収力を見せたMF関口康介、MF岡大翔、鈴木も球際で競り勝ち、チームを盛り上げていた。
前半7分、横浜創英MF佐藤翔星が右ポスト直撃の右足シュート横浜創英MF塩澤示月は上手さを見せ、シュートも
 尚志はMF迫田悠聖や星、CB中村一平が出足速くボールを奪い返していたが、速攻などでチャンスを作りかけながらもパスや動きが合わない。後半開始からFW須釜朱王とFW京増倫泰を同時投入。後半10分には切り替えの速い攻撃から左の奥村が逆サイドへ展開し、須釜の落としを受けたMF齋藤浩司が鋭いクロスを入れる。

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