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[MOM4828]尚志GK古川昌和(1年)_試合中から迫力を重視し、PK戦で1本ストップ。目標は「父超え」

ゲキサカ / 2024年9月15日 16時34分

尚志高GK古川昌和(1年=多摩大目黒中出身)がPK戦勝利の立て役者に

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.15 NBチャンピオンシップU-16決勝T1回戦 横浜創英高 0-0(PK3-4)尚志高 時之栖うさぎ島G]

 尚志高(福島)は前回の「ニューバランスカップU-16」準々決勝でPK戦敗退。選手権は2018年度大会以降に出場した4大会連続でPK戦の末に敗れている。決してPK戦を得意としているチームではないが、この試合ではゴール前での迫力を大事にするGK古川昌和(1年=多摩大目黒中出身)が2人目をストップ。その迫力によって5人目のシュートも外させ、勝利の立て役者となった。

 古川は元々PKを得意とし、今夏の北アイルランド遠征でも試合中のPKを止めている。昨年まで鹿島でプレーしていたGKクォン・スンテの「迫力が凄い」と憧れ、目標に。古川は身長179cmと特別なサイズこそないものの、「試合中も相手に(プレッシャーを)掛けれるようにっていうのは毎回心がけています」という迫力と的確なセービングで白星を引き寄せた。

 東京の多摩大目黒中からトレーニングのレベル、先輩たちの存在、環境に惹かれて尚志へ進学。高校進学からの半年間でウェートトレーニングを重ねたこともあり、ハイボールの攻防では抜群の強さを見せている。飛距離の出るキックも魅力。課題のビルドアップやリスク管理の声などを改善し、トップチームでの出場チャンスを目指している。

 古川は小学2年生からGK。「お父さんを見て、サッカーをやりたいと思いました」というように、父・古川昌明氏(現清水GKコーチ)の存在が大きいという。父はJリーグ創世記に鹿島の守護神として活躍。現役引退後は川崎F、鹿島、いわき、そして清水のGKコーチを務めてきた。

「現役の試合はビデオでしか見たことないんですけど、やっぱり小柄な中でも結構ジャンプ力とか活かしていたと思うし、あとはやっぱり今でもコーチをやっていて、メンタルだったり学ばせてもらっています」と古川。自分の動画を送り、電話でポジショニングのアドバイスをもらうなど、成長を後押ししてもらっている。

 父の存在は、「目標ではあるんですけど、父を超えてもっと上に行きたいと思っています」。そのために、1年時から尚志のトップチームに関わり、1日でも早く守護神の座を掴む意気込みだ。そして、「2年、3年ってなった時に、プレミア、 インターハイ、選手権全部で優勝できるようなチームをみんなで作り上げていきたい」。そのゴールを守り抜き、父に近づく。

(取材・文 吉田太郎)

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