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劣悪ピッチに苦しんだ横浜FM、“新大会”ACLE初陣で守備崩壊7失点…EUROアルバニア代表FWにハット喫する

ゲキサカ / 2024年9月17日 21時2分

FWエウベル(写真左)が2ゴールも勝利に導けず

[9.17 ACLE第1節 光州FC 7-3 横浜FM 光州]

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)は17日、リーグステージの開幕節を行い、横浜F・マリノスは敵地で光州FC(韓国)に3-7で敗れた。エースと主将を温存して敵地に臨むという起用法で挑んだが、大胆な決断が裏目に出てまさかの大量7失点。21歳のGK寺門陸は厳しいACLデビューとなった。

 大幅に大会方式が変わったALCの開幕戦。横浜FMは連戦負担への配慮からエースのFWアンデルソン・ロペスと主将のMF喜田拓也を遠征に帯同させず、前節・京都戦(●1-2)からMF渡辺皓太とFWエウベル以外の先発9人を入れ替えて臨んだ。またポープ・ウィリアムが出場停止、飯倉大樹が負傷離脱中のGKはJ1未出場の寺門が起用され、ACLデビューとなった。

 試合は2002年の日韓W杯で使用された光州W杯競技場での開催。約44000人を収容できる大型スタジアムだが、現在はほとんど公式戦で使われておらず、グラウンダーでのボールが不規則に跳ねる劣悪なピッチでの一戦となった。

 そうした中、横浜FMは最初のピンチで失点。前半2分、ロングフィードを左サイドに通され、DF加藤聖がアルバニア代表FWヤシル・アサニとの1対1を強いられると、中央付近まで横断され、MF山根陸の正面で左足を振り抜かれる。鋭いシュートに寺門が触れるも、バウンドしたボールを弾いてしまい、ゴールマウスに吸い込まれた。

 その後は横浜FMがクロス攻撃から攻め込む場面もあったが、前半15分にまたしても失点を重ねた。中盤からまたしても左サイド裏にスルーパスを入れられると、今度はMFチョン・ホヨンに抜け出され、クロスボールからMFオ・フソンがヘディングシュート。ボールはニアポスト脇に飛んだが、これを寺門が触れず、またもネットを揺らした。

 一方の横浜FMも徐々にピッチに慣れてきた中、前半34分に1点を返した。DF上島拓巳のロングフィードで相手の中途半端なクリアを誘い、これに反応した加藤聖が力強いヘディングで押し返すと、ペナルティエリア内でエウベルが反応。バウンドしたボールを右ポスト脇に突き刺した。

 その後は光州に攻め込まれる場面もあったが、寺門の好セーブもあり、1-2でハーフタイムを迎えた。

 横浜FMは後半開始時、加藤聖に代わってDF松原健を投入。DF加藤蓮を左サイドバックに回した。それでも同11分、またしても左サイドから失点。アサニのカットインを許すと、左足から放たれた強烈なドライブシュートがゴール右隅へ。アルバニア代表18試合5ゴール5アシストの実績を持ち、EUROにも出場していたレフティに2点目を決められた。

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