“ロス世代”U-19日本代表主将は大宮DF市原吏音に決定! 森保J帯同&J3首位独走経験も糧にアジア予選へ「スキのない日本で3連勝」
ゲキサカ / 2024年9月25日 19時41分
アジア杯ではグループリーグで帯同を終えた後、チームが準々決勝で敗れた姿も印象に残っており、アジアの舞台を侮るつもりはない。
「アジア杯では練習で一緒にやっていて『やっぱり(レベルが)違うな』と思った選手たちがああやってやられてしまったのを見て、自分ももっとやらないといけないと思った。今はホームでやれている試合が多いのでいいけど、キルギスに行って開催国もグループにいてアウェー感もあるし、気候とか衛生関係とかでタフさも求められると思う。それでもやるしかないし、自分たちは確実に狙われる側だけど受け身にならず、周りの声を聞かずに自分たちのサッカーをやれば確実に勝てると思う。全員でタフに戦っていきたい」
U-19世代はプロで出場機会を得られていない選手も多く、試合感が懸念されるのが通例だが、市原はJ3大宮で主力として出場中。チームリーダーが試合経験を積んでいるのは頼もしい。またその大宮は2位の今治と勝ち点13差で首位を独走中。「絶対的強者」としてマークされる戦いは日本代表の立ち位置とも重なるところで、その経験も強みになりそうだ。
「去年は(J2)一番下で追う側だったけど、今年は追われる側になって、接戦ではない1位になっているので、『自分らとの勝負』というのを自チームで話している。そういう戦い方や過ごし方は他の選手より知っているつもりだし、追われる側の難しさも知っているつもり。その経験は活かせると思う」
そうして臨む世界挑戦への第一歩。U-20W杯、ロサンゼルス五輪につながる道のりだが、まずは目の前のステージに向き合いながら戦っていく構えだ。
「世界大会をなかなか経験していない代なので、ここで一つ結果を残したい気持ちが誰しもある。ロス世代と言われるけど、まずこのU-20は言われてきていたし、五輪よりもA代表を見て、そこからの逆算でU-20W杯への想いが強くなっている。いろんな人が見てくれると思うので、応援してくださる方々の思いも背負って、良い報告ができるようにしたい。とはいっても1次予選。本戦を見据えるのではなく、まずは1次予選をしっかり戦って、スキのない日本で、強い日本で3連勝して帰ってきたい」
(取材・文 竹内達也)
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