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[MOM4836]埼玉県DF熊田佳斗(大宮U15、中3)_19歳でのロス五輪出場は絶対目標。中学生DFが国スポで高校生相手に躍動、圧巻ヘッドも

ゲキサカ / 2024年9月22日 0時26分

埼玉県の注目DF熊田佳斗(大宮U15、中3)が青森山田高1、2年生の青森県を完封。ヘディングでのゴールも決めた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.21 国スポ少年男子1回戦 埼玉県 2-0 青森県 北部グラウンドA]

「国体で、埼玉で中3で入るのが初めてって聞いていて。ただ行っているだけでも意味がないので、決めて、結果残して、優勝して、(来年、)自分の代でも出れるっていうのがあるんで、2連覇できるように」

 優勝5度の強豪、埼玉県で初という中学生での国民スポーツ大会(旧国民体育大会)出場。注目の184cmDF熊田佳斗(大宮U15、中3)がセットプレーからのヘッドで先制点を演出し、自ら追加点を決めた。

 0-0で迎えた後半22分、熊田はMF神田泰斗(大宮U18)の右FKに反応。「何本か練習の時にも当たっていて、今日0-0の状態で走ってったんですけど、なんか決めれる気しかしなくて。『これ、行けんな』と思って、泰斗のいいボールが上がってきたんで、合わせるだけでした」。迫力十分のヘッドはGK正面を突いたが、こぼれ球をFWエドワード真秀(大宮U18)が押し込み、先制点が生まれた。

 熊田はさらに29分、神田の右CKから頭でゴール。「お父さんとかお兄ちゃんに『ヘディングで叩きつけろ』、って言われてたんで、それだけ意識して当てに行きました」。1点目に繋がったヘッドも、自身のゴールも中央から頭で叩きに行っての一撃。青森山田高の1、2年生で構成された青森県のお株を奪うようなセットプレーからのヘッドだった。

 目標とするCBのゴールに続く、という思いも表現するゴールだった。熊田は「ボランチからセンターバックになって、やっぱ決めれるセンターバックが憧れというか、格好いいなと思って、決めれるセンターバックになりたいなと思った時に駆け上がっていってロングシュートもあるんですけど、やっぱ1番近いのはヘディングで、コーナーで決めること。市原吏音選手がこの前の試合で決めてたんで、言われるんですよ。コーチとかに『吏音、決めてるぞ』って」。熊田が比較されているのは、大宮アカデミーの先輩で、高校3年生だった昨年から大宮トップチームでスタメンを張るU-19日本代表CB市原吏音だ。その市原が今月14日のJ3北九州戦でヘディング弾。負けじと自分も全国舞台でゴールを決めた。

 その熊田はこの日、3バックの一角として守備時の前への強さも発揮。相手のロングボールに対して競る際はほぼ完璧なプレーができたという。また、今月16日に大宮U-18のプレミアリーグEAST・市立船橋高(千葉)戦で先発フル出場している経験もあってか、ビルドアップにも明らかに余裕があった。

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