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[国スポ少年男子]前半劣勢も後半の35分間で成長、可能性を広げた福岡県。V候補・東京都をPK戦で破り、2015年以来の準決勝進出!

ゲキサカ / 2024年9月24日 8時25分

福岡県がPK戦を制し、2015年大会以来の準決勝進出

[9.23 国スポ少年男子準々決勝 福岡県1-1(PK5-4)東京都 北部グラウンドB]

 福岡がV候補を撃破し、9年ぶりの準決勝進出! 23日、「SAGA2024第78回国民スポーツ大会」サッカー競技少年男子の部準々決勝が行われ、福岡県と東京都が対戦。1-1で突入したPK戦の末、福岡が5-4で勝った。

 福岡の藤江智規監督(北九州市立足立中)は、「この子たちの強さは、ほんとにみんなが福岡のために、このチームのために、1秒でも長くこのチームでサッカーしたいとみんなが思ってくれてるので。こういう、ほんと際どいゲームになった時に、ほんとにみんなで頑張ってくれている。(圧倒された前半から)次の35分で勇気を持って修正してくれて……子供たちの頑張りに、頭が上がらないですね」と感謝する。

 前半は東京の上手さの前に圧倒されるような内容だった。だが、1点差で食い下がった福岡が後半の35分間を自分たちの成長の時間としてチャレンジ。同点に追いつき、守備から流れを変え、最後はPK戦でV候補を上回った。

 長野県と新潟県を破って勝ち上がってきた福岡の先発は、GK野上陸翔(北九州U-18、1年)、DFは右から斉藤大生(東海大福岡高、2年)、藤川虎三(福岡U-18、1年)、主将の落合春翔(北九州U-18、1年)、本多巧來(福岡大若葉高、1年)の4バック。中盤は松浦拓夢(福岡U-18、1年)と三浦亮将(北九州U-18、1年)のダブルボランチで右SH鶴元銀乃介(飯塚高、2年)、左SH能武麟太朗(東海大福岡高、1年)の4人で構成。2トップは前田陽輝(福岡U-18、1年)と細入巧幹(東福岡高、1年)がコンビを組んだ。

 一方の東京は初戦で京都府を6-0で圧倒。この日は前日から先発2人とポジションも変更し、GK渡邊麻舟(FC東京U-18、1年)、右SB西澤航星(駒澤大高、2年)、CB田中理久(FC東京U-18、1年)、CB渡邉春来(東京Vユース、1年)、左SB下吉洸平(東京Vユース、1年)、今井宏亮(東京Vユース、2年)と木下勝正(川崎F U-18、1年)のダブルボランチ、右SH小林瞭介(横浜FMユース、1年)、ゲーム主将の友松祐貴(FC東京U-18、1年)、FW四日裕歩(横浜FCユース、1年)と黒木星南(横浜FCユース、1年)という11人で試合をスタートした。

 前半、福岡は前田、細入の強力2トップからハイプレス。だが、東京は下吉や木下、今井が相手を見ながら狭い距離感でパスを繋ぐ。福岡は相手の非常に正確なボールタッチとポジショニングに苦戦。ボールを取りに行くものの寄せ切れず、入れ替わられて後退するようなシーンが増えていた。

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