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[国スポ少年男子]強みをより発揮した佐賀県が4-2で愛媛県を下し、初の決勝進出!開催地Vへ王手!

ゲキサカ / 2024年9月27日 20時53分

後半22分、佐賀県MF加藤孝一朗(鳥栖U-18、1年)がミドルシュートを決め、3-1。負傷欠場中のMF大野廉門主将(鳥栖U-18、1年)らと喜ぶ

[9.24国スポ少年男子準決勝 愛媛県 2-4 佐賀県 駅スタ]

 佐賀県が開催地Vへ王手! 24日、「SAGA2024第78回国民スポーツ大会」サッカー競技少年男子の部準決勝が鳥栖市の駅前不動産スタジアム(鳥栖スタジアム)で行われ、地元・佐賀県と愛媛県が激突。佐賀が4-2で勝ち、初の決勝進出を決めた。佐賀は25日の決勝で広島県と対戦。勝てば、2013年東京都以来の開催地優勝となる。

 愛媛、佐賀ともに初めて準々決勝を突破して迎えた準決勝の舞台。前回準優勝の大阪府、大分県に勝利して勝ち上がってきた愛媛の先発は、GKが山田徠斗(愛媛U-18、1年)でDFは右から石原拍(愛媛U-18、1年)、曾我暖(今治U-18、1年)、喜代吉三生(今治東中等教育学校、2年)の3バック、右WB高須賀蓮(愛媛U-18、1年)、左WB福石拳太郎(愛媛U-18、2年)、アンカーが主将の渡邉俊史(松山北高、1年)でインサイドハーフに仙波隼太郎(愛媛 U-15、中3)と小松海晴(愛媛U-18、1年)、そして永易昂樹(今治U-18、2年)、俵拓斗(愛媛U-18、2年)が2トップを務めた。

一方、佐賀は山梨県、福島県を破って準決勝進出。この日の先発は、GKエジケ唯吹ヴィンセントジュニア(鳥栖U-18、1年)、DFは右から坂口昊太郎(鳥栖U-18、1年)、井上叶翔(龍谷高、2年)、ゲーム主将の米湊勇弥(鳥栖U-18、1年)、鈴木颯真(鳥栖U-18、1年)の4バック。吉原勘九郎(鳥栖U-15唐津、中3)と加藤孝一朗(鳥栖U-18、1年)のダブルボランチ、右SH末次瞬(鳥栖U-18、1年)、左SH中村優希(鳥栖U-18、1年)、そして真殿京佑(鳥栖U-18、1年)と谷大地(鳥栖U-18、1年)が2トップを組んだ。

 互いに1対1で負けないことや切り替えの速さを強調する両チームの戦い。後ろに人数をかけた愛媛は相手をやや引き込みながら良い形での奪い返しからクロスやラストパスへ持ち込み、曾我の精度の高いフィードも交えてゴールを目指す。一方の佐賀は、正確なキックを見せるGKエジケやDFラインからボールを繋いで攻撃を組み立て、加藤の散らしや鈴木の攻め上がりからチャンスを伺う。

 前半15分、佐賀が先制する。鈴木の左ロングスローの流れから、ボールを再び持った鈴木がロングクロス。これを大外の坂口が折り返すと、米湊が頭で繋ぎ、最後は真殿が右足ダイレクトでゴールへ蹴り込んだ。
前半15分、佐賀FW真殿京佑(鳥栖U-18、1年)が先制ゴール真殿の今大会初ゴールを喜ぶ
 末藤崇成監督(サガン鳥栖U-15唐津)が「僕らのウリは2トップだと思っているので。クロスでトップに点を取らせるっていう練習は、立ち上げの時からずっとやってきた」という形から先制点。佐賀は、19分にもGKエジケのロングフィードで中村が抜け出す。GKをかわしながら放ったシュートは右へ外れたが、その後も球際の攻防で愛媛を上回り、中でのプレーを増やした末次が係る形で攻撃を仕掛ける。

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