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[国スポ少年男子]強みをより発揮した佐賀県が4-2で愛媛県を下し、初の決勝進出!開催地Vへ王手!

ゲキサカ / 2024年9月27日 20時53分

 愛媛のベンチからは「球際が弱い!負けている、相手に!」という檄が飛んでいた。これに対し、佐賀の末藤監督は「愛媛さんもそういうところを大事にしてるっていう話は聞いてたんで。でも、『そこで上回れなかったら佐賀じゃないよね』と。そこからスタートしたので、行くところはしっかり行って、攻撃のところもボールを動かし、 長いボールを使っていっていうことが前半は良くできたかなと思います」。その佐賀は30分、奪い返しから末次が中央を一気に前進。そして、右前方への角度をつけたスルーパスから谷が右足で決め、2-0とした。
noyahoobody>前半30分、佐賀FW谷大地(鳥栖U-18、1年)が3戦連発となるゴール愛媛はCB曾我暖(今治U-18、1年)らがバトル
 対する愛媛は後半開始から福石と小松に代えてMF矢野泰聖(松山北高、1年)とFW玉城千也(愛媛U-18、1年)を投入。高須賀が内側のポジションでビルドアップに係わりながらボールを前進させる。佐賀のやや対応が後手になる中、愛媛はパス交換からのシュートや好守からのクロス。そして8分、永易が右中間から左足ミドルを決め切り、1点差とした。

 勢いに乗った愛媛は反撃を加速させる。だが、佐賀は身体能力の高さを活かして守る井上や米湊中心に次の1点を許さない。逆に吉原の素晴らしい右足ミドルや真殿の左足シュートで攻め返す。

 その佐賀は19分に中村をFW原田蓮太郎(鳥栖U-18、1年)へ入れ替え、迎えた22分に貴重な追加点。右からボールを繋ぐと、真殿の落としを受けた加藤がミドルレンジから迷わず右足を振り抜く。DFを弾いたボールが左隅に決まり、大きな追加点となった。
後半22分、佐賀MF加藤孝一朗(鳥栖U-18、1年)が3点目
 愛媛は直後に今大会奮闘の中学生MF仙波をFW菅範十(愛媛U-18、1年)へチェンジ。24分には連続シュートで相手ゴールをこじ開けようとするが、DFにブロックされ、菅のシュートもGKエジケに阻まれてしまう。逆に佐賀は27分、GKエジケのキックから谷がDFライン背後へ繋ぐ。これで真殿が抜け出し、4点目を奪った。
佐賀は後半27分、FW真殿京佑(鳥栖U-18、1年)がダメ押しゴールを決めた
 佐賀はこの後、加藤を右WB才木隆功(佐賀東高、1年)へ代えて坂口、井上、米湊の3バックへ移行。愛媛も高須賀をMF中本崇太(愛媛U-18、1年)と交代した。愛媛はアディショナルタイムにPAへ抜け出した菅がPKを獲得。佐賀はこのタイミングでGKエジケと坂口をGK久富一寛(鳥栖U-18、1年)、DF吉村吏貴(鳥栖U-18、1年)へ交代する。愛媛は直後のPKを菅が決めたが、反撃はこの1点のみに終わり、佐賀が決勝進出を決めた。

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