“国スポウォッチャー”森田記者が選ぶ「国スポ少年男子の部11傑」
ゲキサカ / 2024年9月28日 10時43分
「SAGA2024第78回国民スポーツ大会」サッカー競技少年男子の部は広島県が8年ぶり2回目の優勝を飾りました。U-16年代の都道府県選抜チーム24チームが熱戦を繰り広げた国スポ少年男子の部。例年と同じく各地のブロック予選に足を運び、本大会も取材をした“国スポウォッチャー”森田将義記者に、同大会で印象的なプレーを見せた11人を紹介してもらいます。
森田将義記者「『タレントが少ない』と言われることが多かった08世代ですが、今回の国スポは例年とそん色のない選手が多数見ることができた大会でした。印象的だったのは能力の高いGKの多さ。ビッグセーブを繰り返し、まさに守護神といったプレーを披露した選手が多く、一人に絞りづらかったです。また、FW川村求(東京都/横河武蔵野FC U-15)やMF仙波隼太郎(愛媛県/愛媛U-15)など年上の中でも堂々とプレーする中3世代の多さも特徴です。今回選出した11人には、インパクトのある個の力を感じた選手ばかり。確かな力を持った選手たちなので、これから先の大会でも主役として活躍してくれるはずです。
以下、森田記者が選ぶ国スポ11傑
GK平野稜太(大分県/大分トリニータU-18、2年)
九州ブロック大会で2試合続けて完封勝利に貢献した守護神は、本国スポでも存在感を存分にアピール。圧巻のシュートセーブはゲーム中の決定機阻止だけでなく、PK戦でも発揮され、1回戦で岐阜県を撃破する原動力となった。
DF熊田佳斗(埼玉県/大宮アルディージャU15、中3)
ボール奪取が魅力で、年上相手でも遠慮なく激しくチャレンジ。奪ってからは散らしと持ち運びで攻撃の起点としても機能する。プレーは中3とは思えないほど堂々としており、上田健爾監督(細田学園高)は「全てのアベレージが高い」と賞賛。
DF森井莉人(広島県/サンフレッチェ広島ユース、1年)
190cmのCBは手足の長さを生かしたボールハントが武器。足も速く背後への対応も苦にしない。ユース昇格後は2歳上のDF木吹翔太(3年)から心身ともにアドバイスをもらい成長中で、自チームでも指導する遠藤真仁監督(広島ユース)は「少しずつ強度に慣れてきた」と話す。
DF石原拍(愛媛県/愛媛FC U-18、1年)
「練習から意識している」という跳躍力を生かした競り合いが売りで、赤井秀一監督(愛媛FC)は「まだまだ粗削りな部分はあるけど、ポテンシャルはある」と口にする。CBではあるが持ち運びにも自信を持っており、準決勝の大分戦ではゴールもマーク。
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