[プレミアリーグWEST]五輪選手からの助言を受けて「やるべきことに集中」。首位・大津が前節の連勝ストップから切り替え、帝京長岡に5発快勝!
ゲキサカ / 2024年9月30日 13時10分
23分には中央の嶋本が右へ展開し、舛井のクロスを兼松が頭でこの日2点目のゴール。その後も嶋本がドリブルでゴール前へ潜り込もうとし、大神や野口、溝口のクロスなどゴールへ向かう姿勢を見せ続ける。そして、38分、迫力のある動きを続ける嶋本が相手のプレスをいなすと、最後はキックフェイントでDFのマークをずらし、その股間を狙った右足シュートで4-0とした。
前半23分、大津MF兼松将が頭でこの日2点目のゴール前半38分、大津は清水内定MF嶋本悠大が右足で決めて4-0
大津は前半、シュート8本で4得点。後半には相手GK小林に阻まれたほか、精度を欠いたものの、17本ものシュートを放っている。この日の試合前、山城監督は「手数掛けすぎてたりとかしてたんで、そこをもう1回シュートで終わるってことを意識させたくて」シュートを打つことを特に強調。前節の広島ユース戦など今季、敗戦はシュート数が一桁で終わっていることから、重視して目指したことが、大量リードに結びついた。
一方の帝京長岡は連続失点で苦しい展開。だが、繋ぐことから逃げずに香西や遠藤、水川が味方をサポートし続ける。幾度か相手のプレッシングを攻略してサイドチェンジ。そこから攻撃を加速させた。また、ベンチからの「もう一歩!」の言葉に呼応し、守備強度が向上。ゴール前では各選手が良く味方を助けながら守っていた。その帝京長岡は45+1分、水川の縦パスで安野が一気に抜け出し、GKとの1対1からゴール。チームを勢いづけて、前半を終えた。
帝京長岡はMF水川昌志らが自陣深い位置から逃げずにビルドアップを徹底前半45+1分、帝京長岡は仙台内定FW安野匠がGKをかわして追撃ゴール
後半立ち上がりも帝京長岡が主導権。特に1年生MF和食がDF間で巧みにボールを引き出し、後半にはシュートまで持ち込むなど、首位チーム相手に力を発揮していた。左SB池田も果敢に攻め上がる帝京長岡は速いテンポでパスを繋ぎ、連動した崩しからシュート数を増加。だが、大津GK村上の好守に阻まれ、CB五嶋に抜け出しを阻止されるなど2点目を奪うことができない。
帝京長岡の1年生MF和食陽向は存在感のある動き
大津は16分に嶋本をMF福島京次(2年)へ交代。帝京長岡も山本、永井をCB椎名聖祈(3年)とMF和田陸(3年)へ入れ替えた。23分、大津は大神らの奪い返しから山下が抜け出し、トゥーキックでの右足シュートで5-1。得点ランキング首位・山下の今季15得点目で突き放した大津は33分に野口、兼松、舛井をCB松野秀亮(2年)、MF曽山瑚白(3年)、FW岩中翔大(3年)へ交代した。
後半23分、大津FW山下景司が今季15得点目のゴール
左SBへ移った村上が長い距離をドリブルで運んでシュートを打ち込むなど貪欲に6点目を貪欲に狙う大津は、40分に溝口をMF松本昌大(3年)と交代。帝京長岡はアディショナルタイムに和食と和田をDF浅井隼大(3年)とFW冨岡洸仁(3年)へ交代した。帝京長岡は最後まで続けたが、5-1で大津が勝利。インターハイ3位の強敵に快勝した。
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