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[プレミアリーグWEST]五輪選手からの助言を受けて「やるべきことに集中」。首位・大津が前節の連勝ストップから切り替え、帝京長岡に5発快勝!

ゲキサカ / 2024年9月30日 13時10分

 情報を意識しすぎず、自分たちのやるべきことに集中している。大津は今夏のインターハイで初戦敗退。プレミアリーグWESTで首位を快走したことで優勝候補に挙げられていたが、重圧を乗り越えることができなかった。その苦い経験もあり、チームはリーグ後半戦で一戦一戦に集中し、3勝1敗。地元出身の五輪選手の言葉が、自分たちを方向づけてくれたのだという。

 大津高と同じ大津町に位置する大津町立大津中は、パリ五輪男子マラソン競技で自己新記録の2時間7分32秒で6位に入賞した赤崎暁(九電工)の出身校。9月はじめに同校で講演があり、大津高の体育科生徒も聴講して質問する機会をもらったのだという。

 そこで五嶋が、「赤崎選手は本番で自己新記録を出されていましたけど、ここって時に力を発揮するためには何か方法がありますか」と質問。優勝を目指したインターハイで重圧を受けてしまい、力を出せずに敗れたことから、それを発揮するための術を訪ねた。それに対して赤崎は五輪前、SNSなどで自身に対して色々な声があったことを明かし、「もう何言われても、自分が練習で頑張ってきたことをやるだけ」「周りの情報は遮断して自分のやるべきことに集中することを僕は考えていた」と助言してくれたのだという。そのアドバイスを受け、自分たちも「やるべきことに集中するぞ」と過ごしてきた。

 五嶋は「トップアスリートの方に1つそういうアドバイスも頂けたっていうのは、自分の中でも1つ大きかったことですし、そういう1位だからとか、勝ち点これだけ離れてるからとか、そういうところから隙は生まれてくると思ってたんで。自分にとっていいアドバイスになったと思う」とコメント。そして、「自分たちに集中しようってやっていく中で、ちょっとずつチームも良くなってきましたし、それは自分たちに集中しながらやれてるのかなっていう風には思います」。大津の歴史を変えるという思いが強いからこそ、そのためにやるべきことに取り組んでいる。

 まずは残留を第一目標にスタートしたシーズンで、自分たちも驚く10連勝。前節の敗戦はさすがにダメージがあったようだが、選手間ミーティングやスタッフのサポートもあってしっかり次の試合に向かうことができた。目標を達成するためには今後も一日一日、一戦一戦が大事。五嶋は「1年生からプレミア出させてもらって、ラスト3年目で平岡先生や山城先生に恩返ししたいという気持ちが人一倍大きいつもりでいますし、優勝が目標ですけど、そこを見すぎず、一戦一戦頑張ることで、ちょっとずつ近づいていくのかなっていう風に思っています」。リーグ戦はあと7試合。これまでリーグ最高成績が4位で、全国タイトルも無い大津は、自分たちがやるべきことを徹底して、歴史を塗り替える。
大津は今季の成績を12勝1分2敗とした
(取材・文 吉田太郎)

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