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[MOM4852]鹿児島城西DF福留大和(3年)_元FWの嗅覚、発動!攻撃的右SBがプレミア初勝利を引き寄せる値千金の逆転決勝弾!

ゲキサカ / 2024年10月1日 12時5分

値千金の逆転弾を叩き出した鹿児島城西高DF福留大和(3年=FCアラーラ鹿児島U-15出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.29 プレミアリーグWEST第16節 鹿児島城西高 2-1 岡山U-18 鹿児島城西高校 半端ない人工芝サッカー場]

 頭にはちゃんとその瞬間の感触が残っている。夢中で飛び込んで、夢中で押し込んだボールがゴールネットへ収まったのを見届けると、一目散に応援団が陣取るピッチサイドへと走り出す。あっという間に飲み込まれた歓喜の輪。やっぱり、ゴールって最高だ。

「ゴールの瞬間は『よっしゃ!』という感じでしたね。ここまでのプレミアでは試合の中で勝ち越しというシチュエーションがあまりなかったので、『やってやった!』という想いと、みんなに『応援してくれてありがとう』という想いでした」。

 昨秋まではフォワードでプレーしていた、鹿児島城西高(鹿児島)のアタックに推進力をもたらすアグレッシブな右サイドバック。DF福留大和(3年=FCアラーラ鹿児島U-15出身)が備えている“得点感覚”が、チームに念願のプレミアリーグ初勝利を鮮やかにもたらした。


「ここでもし負けたら、また離されて厳しくなるところだったので、みんなで『絶対に勝つ』って話して、今週1週間は結構練習を頑張ってきたんです」。福留もそう口にした『ここ』は重要な一戦。プレミアリーグWEST第16節。最下位に喘ぐ鹿児島城西がホームで対峙するのは、10位に付けているファジアーノ岡山U-18(岡山)。両者の勝点は8ポイント離れているが、残留圏ギリギリに位置する、まさにターゲットにすべき相手だ。

 だが、前半は最初のピンチで失点を喫してしまう。30分。右サイドを切り裂かれ、叩き込まれたゴラッソ。「インターセプトを狙いに行こうとして入れ代わってしまったので、あそこはもっとギリギリまで見ておけば、入れ代わられずに済んだかなと思います」。スコアラーと対峙しながら、突破を許した福留は責任を感じていた。

 それでも36分には悩めるエースのFW大石脩斗(2年)が、今季初ゴールとなる同点弾をマーク。さらに後半に入ると、ホームチームはロングスローを含めたセットプレーを多く取れるようになり、ジワジワとゲームリズムを引き寄せていく。

 最終盤に差し掛かりつつあった後半34分。鹿児島城西に左サイドでFKが与えられる。キッカーはMF常眞亜斗(2年)。右足で蹴り込んだ軌道がファーまで届くと、既に福留の中には明確なイメージが湧いていた。「練習から奥に脩斗がいて、折り返しかこぼれを狙ってニアで待っておくことは決まっていたので、脩斗が折り返してくるというのはわかっていました」。

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