“韓国の雄”蔚山HD、Jリーグ勢にACLE2連敗「コントロールしながら勝とうと思ったが…」
ゲキサカ / 2024年10月2日 21時34分
[10.2 ACLEリーグステージ第2節 横浜FM 4-0 蔚山HD 日産ス]
2020年大会の王者で直近3大会で準決勝進出2回と近年の韓国勢のアジア挑戦をリードしてきた蔚山HDはこの日、横浜F・マリノスに0-4の大敗を喫し、初戦の川崎フロンターレ戦(●0-1)に続いてAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2連敗を喫した。新方式のリーグフェーズで12チーム中最下位に沈んでおり、敗退の危機に瀕している。
Kリーグでは首位を走る蔚山だが、この日は敵地で序盤から低調な立ち上がりを見せ、前半だけで2失点。後半は選手交代も行って攻勢に出たものの、横浜FMのカウンター攻撃に屈し、0-4の大敗に終わった。
試合後、今夏から新たに就任したキム・パンゴン監督は「とても厳しい試合になった。私はしっかりとしたプランと戦術を作り、選手に伝えていた。選手はそれに従っていただけだ。なので選手に対する不満も苦情もない」と責任を背負い、「横浜F・マリノスは攻撃的なチームだと理解しており、コントロールしながら勝とうと思ったが、コントロールできなかった。カウンターを使ってくるのも予想しており、準備はしていたつもりだったが、しっかりとカウンターに立ち向かうことができなかった」と敗因を述べた。
その上で「蔚山サポーターには酷い結果になり、がっかりさせてしまって謝りたい。もうがっかりさせない。しっかりと立ち直り、次の試合は喜んでもらえるようにしたい」と謝罪した。
チームは前半44分に0-2となった時点で、カウンター対応に奔走した守備陣の多くがピッチに座り込むなど、覇気を欠いた印象もあった。
もっとも、指揮官は「選手は最後までファイティングスピリットを持って戦っていた」と断言。「2失点目のところはミスもあって、要所のところでつらいところはあったが、自分たちは自分たちのプレースタイルの特徴をも持っていく決意はあった。これ以上失点したくないという戦いもできたと思うが、我々はそれを選ばなかった。攻撃的なサッカーをする強い意志を持って戦った」と選手たちの戦いぶりを称えつつ、「次の試合に今度はここからの教訓を活かし、次の試合に良いパフォーマンスを見せたい」と奮起を誓った。
(取材・文 竹内達也)
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