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“7戦23失点”経て久々完封…横浜FMの守備崩壊に歯止めかけたCB上島拓巳「やり方を変えたのがすごく大きかった」

ゲキサカ / 2024年10月2日 22時43分

DF上島拓巳

[10.2 ACLEリーグステージ第2節 横浜FM 4-0 蔚山HD 日産ス]

 直近7試合で23失点と守備組織の崩壊が目立ったいた横浜F・マリノスだったが、この日は公式戦8試合ぶりのクリーンシートを達成し、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)初白星を手にした。

 守備の要にあたる両CBを担っていたのは、大量7失点を喫したACLE初戦・光州FC戦に先発していたDF上島拓巳とDF渡邊泰基のコンビ。J1リーグ戦ではファーストチョイスのDF畠中槙之輔とDFエドゥアルドがピッチに立ちながらも大量失点が続いていた中、控え選手がアピールに成功した格好だ。

 数々のシュートブロックで安定感を見せた上島にとって、レギュラー争いに向けた再出発の一戦だった。

「ACL初戦で悔しい思いをしていたし、僕もタイキも責任をすごく感じていたので、今日の試合にかける思いはすごく強かった。チームとしても良くない流れが続いていたので、ここで俺らが流れを変えてやろうぜと思っていた。その後のポジション争いを勝ち取るための位置付けでも思っていたので、無失点で終われたことが嬉しい」

 上島自身、この日の対戦相手の蔚山HDは今年4月、ACL準決勝第2戦で退場処分を下された因縁の相手。それでも「僕自身は退場してしまったけど、それまでは3-0というすごく良い形でいたので僕自身はあまりネガティブな印象はなかった」と上島。「彼らは力のあるチームなので気合を持って挑んだ」と過度な意識はせず、冷静に挑めていたようだ。

 そうした安定感の背景には守備戦術の変化もあった。横浜FMはこの日、チームスタイルとして貫いていたハイプレッシングを一部制限。フィジカルで優る相手に対し、よりコンパクトな陣形で対応するため、ミドルゾーンで相手を封じるプレス戦術を選択していた。

 上島は「いつもとやり方を変えたのがすごく大きかった」と総括。「いつもは4-4-2で悪い意味でノリで行ってしまう部分があったし、そこで後ろに負担、小さくないズレが起きて崩されるシーンが多かったけど、今日は中盤マンツーマンでつけて、1トップに対して2人で見るという形で僕の戦いやすい戦い方をチームが選択してくれた」。その結果、屈強なFWヤゴ・カリエロを相手に安定した対応を継続。「タイキとコミュニケーションを取って、1トップの彼に仕事をさせないというのがある程度できたと思う」と手応えを口にした。

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