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“悔しい”勝利で次は選手権予選へ。水戸内定の日体大柏GK早川ウワブライトは千葉制覇と全試合「無失点」を誓う

ゲキサカ / 2024年10月5日 20時40分

日体大柏高の水戸内定GK早川ウワブライトは選手権予選での千葉制覇、無失点Vを誓った

[10.5 U-18千葉県1部L第15節 日体大柏高 4-3 中央学院高 日体大柏高G]

 Jクラブ内定GKが、無失点での千葉制覇を目指す。日体大柏高は5日、高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ 2024 千葉1部第15節で中央学院高と対戦。4-3で勝ち、首位をキープした。日体大柏は次週から選手権予選の戦いへ。13日に国分高と麗澤高の勝者と初戦(2回戦)を戦う。

 試合後、日体大柏の水戸内定GK早川ウワブライト(3年)は、苦渋の表情。「これが選手権じゃなくて良かったなっていうのは、自分なりには結構あって……ミスがあるっていうのは、もう痛いぐらい知ってるんで、ほんとに1つ1つのパスだったり、キャッチだったり、声かけだったりももっと意識していかないといけないなっていうのは、やっぱりあります」と言葉を絞り出した。

 日体大柏は前半7分、右サイドのMF那須陽太(2年)からのパスを受けたFW込山康斗(2年)が自らの左足シュートのこぼれ球を押し込んで先制点。さらに13分には、DF齋隼輔(3年)が個の力で左サイドを切り裂き、最後は込山が左足で2点目を決めた。
前半7分、2年生FW込山康斗が先制ゴール13分にも込山がゴール
 中央学院は注目10番MF手塚柑汰(3年)を中心にドリブル、DF間へのショートパスで前進。その攻撃に対し、日体大柏は各選手が相手のドリブルに対して体を離さずに寄せ続け、MF加藤大雅(3年)やMF沼田大都(2年)が間へのパスに蓋をしてボールを引っ掛ける。切り替えの速さ、また齋やFW小泉ハーディ(2年)、MF米崎一真(2年)の推進力のある動きで押し返すと、30分には左CKをDF岡崎來夢(3年)が頭でそらし、最後はDF奥村佳翔(3年)が左足でゴールへ蹴り込んだ。
ディフェンス面で効いていたMF加藤大雅前半30分にはDF奥村佳翔が追加点

 これで3-0。切り替えの速さとDF小菅晴輝(3年)を含めて対人守備の強さも見せる日体大柏は奪ったボールを効果的に動かして攻守で主導権を握った。相手が強引に打ち込んできたシュートや直接FKは、「ロングシュートだったり1対1だったりっていうのは、自信はあるので、(どの試合でも)止めれると思います」という早川が鋭い反応でセーブ。ミスが目立ったという前回の試合の反省からより意識高くプレーしたという早川を含め、前半はほぼ危なげのない戦いだった。

 後半、メンバー交代でギアを上げ、よりドリブルでの仕掛けが増えた中央学院に巻き返された。スルーパスを通されて失点したものの、日体大柏は交代出場の1年生FW安塚悠真が右足シュートを叩き込んで4-1と突き放す。後半は選手権予選へのテストも兼ねた交代も実施。だが、試合終了間際の45+1分、シュートのこぼれ球に反応した早川がPKを献上して決められると、45+5分にも相手の左クロスがそのままゴールに吸い込まれてしまう。早川は「(チームとしては)確実に良くなっている」と語った一方、自身が絡んだ最終盤の連続失点を猛省。改善することを誓っていた。
後半には交代出場の1年生FW安塚悠真が決勝点となるゴール
 早川は昨年まで控えだったが、年明けにU-17日本高校選抜へ抜擢され、7月には来季からの水戸加入が内定。注目度の向上とともに責任感が高まった守護神について、DFリーダーの岡崎は「安心感がある。やっぱりチーム練習の中でも一番声を出していると思う。そこは変わったなって思います」と説明する。

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