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[関東]岡山の練習参加で体験した「絶対他のチームじゃやれないこと」への感謝。中央大MF家坂葉光は目指すべきゴールに向かって左サイドを駆け上がり続ける!

ゲキサカ / 2024年10月7日 18時15分

中央大が誇る左ウイングバック、MF家坂葉光(4年=東京ヴェルディユース出身/岡山内定)

[10.5 関東大学L1部第16節 中央大 1-0 桐蔭横浜大 中央大学多摩キャンパスG]

 訪れたチャンスをしっかり掴み続けてきたからこそ、今がある。想像していなかったコンバートも、高いレベルを味わったプロの練習参加も、ポジティブに受け入れつつ、さまざまな経験を自分の力に変えてきた。それは今までも、これからも、ずっと変わらない。

「自分はプロに行くことが決まっているんですけど、それが自信になっているように感じますし、大学サッカーでは違いを出さないといけないなと。やっぱりこのチームでリーグ戦とインカレと優勝を狙いながらプレーしていくことで、来季のファジアーノで活躍できるかどうかが決まってくると思うので、まずはここで結果を出したいなと思います」。

 タフな運動量と抜群のスピードでサイドを駆け上がっていく、中央大の攻守に欠かせない左の翼。MF家坂葉光(4年=東京ヴェルディユース出身/岡山内定)は掲げ続けている目標へと到達するため、今まで以上に成長へのアクセルを踏み込んでいく。


 転機は唐突にやってきた。昨年の10月。リーグ戦のシビアな残留争いに巻き込まれていた状況を受け、チームを率いる宮沢正史監督は3-4-3へのシステム変更を決断。それまで攻撃的なポジションを担っていた家坂は、左ウイングバックへとコンバートされる。

「大学に入ってからもシャドーとかウイングとか、ユースの頃と変わらずに前目のポジションをやっていたんですけど、システムが変わってからウイングバックをやるようになって、『ここだったらプロに行けるな』という感じがあったんです」。

「たとえばウイングだと、J1には外国籍選手もいっぱいいるじゃないですか。そういう選手はクオリティが全然違うので、自分では違いを見せられないなというふうに感じていた中で、ウイングバックをやってみて『ああ、ここだな』というふうに思ったので、ポジション変更は嫌ではなかったですね。『もうここで掴むしかないな』と逆に割り切ったという感じでした」。

 新たなポジションに可能性を感じた家坂は、レギュラーとしてチームの残留にきっちり貢献すると、今年3月に開催されたデンソーカップに関東選抜Bの一員として参加。ここでも優勝を支えるパフォーマンスが認められたことで、全日本大学選抜に選出され、韓国で行われた日韓定期戦にもスタメン出場。得点にも絡む活躍を披露する。

 そんな“新米ウイングバック”は、一気にプロのスカウトからも人気銘柄に。いくつかのチームに練習参加した中で、とりわけ印象に残ったのはファジアーノ岡山を取り巻く環境と、そのクラブで体験した『絶対他のチームじゃやれないこと』だったという。

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