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28歳で念願の初代表…“晩成”FW大橋祐紀が重い覚悟のサウジ入り「人の倍もがいて、地に足をつけて結果を」

ゲキサカ / 2024年10月8日 4時7分

FW大橋祐紀(ブラックバーン)

「プロになる前から、プロになってからも、日本代表の試合はもちろんずっと見ていたし、ずっとプレーしたいと思っていた」。28歳で掴み取った初の日本代表招集レター。FW大橋祐紀(ブラックバーン)は合宿初日の7日、遠征先のサウジアラビアで報道陣の取材に応じ、「どんな選手もこの日の丸を背負って戦うことを目指す舞台。素直に嬉しかった」と初招集への率直な喜びを語った。

 1996年生まれで八千代高、中央大出身の大橋は世代別代表経験を持たない晩成型のストライカー。プロ入り当初は度重なるケガの影響で出場時間を伸ばせない時期が続いたが、昨季はシーズン途中に右太もも肉離れで約3か月にわたる離脱をしながらも23試合13得点という結果を残し、湘南をJ1残留に導くことで一躍その名を広めた。

 そして今季はJ1優勝争いを繰り広げる広島に移籍し、前半戦だけで22試合11得点という大活躍を見せた結果、夏にはEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のブラックバーンからのオファーを獲得。初の欧州挑戦を決断し、そこでも開幕5試合で4得点を挙げ、28歳という遅咲きで代表入りの扉をこじ開けた。

 大橋のキャリアを大きく切り拓いたのは、紛れもなくこの2年間の大活躍。しかし、当の本人にとっては、この2年間で「覚醒した」「目覚めた」という認識はないという。そのためこの日、現地入りした報道陣に囲まれた大橋は地続きにあった自身のキャリアを振り返りつつ、重い覚悟をのぞかせながら先を見据えていた。

「目覚めたかというのはわからないけど、継続していろんな選手のプレーや、もちろん自分のプレーを振り返りながら、少しずつ少しずつ成長していけるようにやってきた。自分は決して上手な選手だとは思っていないし、人よりも、人の倍もがいて、そしてしっかりしっかり地に足をつけて、結果を出していきたいと思っている。まだまだ始まったばかりだし、何歳になっても関係ないと思っているので、チャレンジャーとして毎日一つ一つの練習から全力でやること。それが試合に向けてのいい準備になると思っている」

 大橋は現在のイングランドでの活躍にも「毎試合得点を取って勝ちたいと思っているので全然満足しているわけではない」という。もっともその謙虚さは、自らのさらなる成長に目を向けているからこそ。日本代表として練習や試合のピッチに立つからには、初招集という立場に甘んじるつもりはない。

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