[MOM4857]横浜FCユースDF佃颯太(2年)_思い描くイメージは「ハマのネイマール」!次世代型左サイドバックが1G1Aで勝利の主役を鮮やかにさらう!
ゲキサカ / 2024年10月8日 19時33分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.6 プレミアリーグEAST第17節 横浜FCユース 2-1 川崎F U-18 横浜FC・LEOCトレーニングセンター]
いわゆるイメージ通りの左サイドバック像に収まることなんて、端から考えてもいない。左サイドからゲームを作って、左サイドを駆け上がって、最後は自らゴールを奪う。自分の中にはっきりとした高い理想を掲げながら、できることの幅を最大限まで広げ続けていく。
「自分はサイドバックであっても、前に上がった時はサイドハーフやトップ下の選手の気分でやっていますし、攻撃の作りやビルドアップの部分も特徴としてやっているので、そこから結果というところにもこだわっていきたいですし、まだまだゴールやアシストを獲っていきたいなと思っています」。
左右両足を自在に操ることのできる、横浜FCユース(神奈川)の攻守を支える次世代型左サイドバック。DF佃颯太(2年=横浜FCジュニアユース出身)はさらに進化した自分に出会うため、どんな時でも常にチャレンジするマインドを貫いている。
「前半は相手に持たれる時間帯が多かったですけど、自分たちにもチャンスはあるなと感じていました」。佃は最初の45分間をそう振り返る。プレミアリーグEAST第17節。川崎フロンターレU-18(神奈川)を迎え撃つホームゲーム。首位固めを狙う横浜FCユースは、やや守備の時間を長く強いられながらも、落ち着いて相手のアタックに対応していく。
前半21分。左サイドバックはいつの間にかペナルティエリアまで走り込んでいた。MF朝見友樹(3年)が左へ振り分け、FW庄司啓太郎(3年)はシンプルに縦へ。走ったMF岩崎亮佑(2年)がクロスを上げると、佃のシュートはヒットこそしなかったものの、予期せぬ“侵入者”を川崎F U-18守備陣は捕まえ切れず、あわやというシーンを創出する。
前半45+2分。左サイドバックは思考を巡らせていた。前半終了間際に掴んだ右CKのチャンス。「前半のラストチャンスだというのもわかっていましたし、自分のキックで決まると思っていて、結構密集だったので、ボールをしっかり見て蹴ることだけを意識して、キーパーを目掛けて蹴ればいいかなと」。
左足で蹴り込んだキックは、密集からマーカーを外したMF管野心人(2年)の頭にドンピシャで届き、先制ゴールを導く。「良いところに落ちて、スピード感も完璧で、一番のキックができたかなと思います。自分は右利きなんですけど、左足にも自信があるので、自分の左足を信じて蹴りました」。まずはアシストで貴重な1点を演出する。
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