[MOM4858]町田ユースMF真也加チュイ大夢(3年)_トップ昇格のレフティが鮮烈V弾!箱根駅伝を沸かせた「お父さんを超える」
ゲキサカ / 2024年10月9日 11時38分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.6 U-18東京都1部L第15節 駒澤大高 0-1 町田ユース NICHIBUN SAKURA FIELD]
トップチーム昇格の10番が、FC町田ゼルビアユースを勝利へ導いた。0-0の後半35分、町田ユースは敵陣でボールを奪い返すと、MF武田翔琉(2年)が中央から左前方へラストパス。これをMF真也加チュイ大夢(3年=FC町田ゼルビアジュニアユース出身)が左足でゴールに突き刺し、決勝点を挙げた。
やや左へ開いた形で受けたボール。だが、「とりあえず、上でも下でも、強いのが行けば(GKも)弾くだろうし、シュートで行けば何かが起こるので、そこは大事にして」という真也加は、迷わずに左足を振り抜き、ニアをぶち抜いた。
この日の立ち上がり、とても届きそうにないような浮き球パスを左足のつま先で圧巻のトラップ。その後もDF間でボールを引き出し、縦突破からの左足クロスや左足のプレースキックなどでゴール前のシーンに絡んだ。だが、自らのチャンスでシュートが枠に飛んでいなかった。「(自分でも)『どうしたんだろう』って感じだったんですけど、(決勝点のシーンでは)自分を信じて振り抜いたら、ようやく1点取れたって感じで、結果が出て嬉しいです」と笑顔。東京都1部リーグ首位死守へ貴重な1点を、チームメートと全力で喜んでいた。
より冷静にスペースが見えるようになったという後半は、ロングパスやワンツーでボールを引き出してチャンスメーク。また、後半の体力的に苦しい時間帯でも自慢の体力でプレスバックを全うしていた。そして、タッチライン際でDF2人に寄せられても、1度、2度とその間を突破して前進。「自分はドリブルそんな得意じゃないんですけど、1対1で負けないっていうのは、ドリブルの上手さ関係ないんで。決定機は作れていなかったですけど、それなりに相手に怖さみたいなのは作れて良かったです」というレフティが、鮮烈な一撃でチームを勝たせた。
真也加は、今年8月2日に2025年シーズントップチーム昇格が発表された。町田のスクール、ジュニアユースチーム、そしてユースチームを経てのプロ入り。「自分としては町田ゼルビアっていうチームが大好きなチームなんで、小さい頃からやっぱり試合を見ながら見て学んでたのがあるんで、そこのピッチに立てるようにっていうのはまず1つめの目標として、そこは目指して頑張っていきたい」と意気込んでいる。
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