1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

指揮官の「新たなチャレンジ」に応えた3年生の奮闘で怒涛のリーグ戦6連勝!浦和ユースはプレミア昇格までの“5試合”を全速力で駆け抜ける!

ゲキサカ / 2024年10月14日 9時2分

「前半からカウンターは打てるなというところは持ちながらも、だいぶ崩されましたね」。平川監督もそう振り返ったように、浦和ユースは序盤からホームチームのアタックに苦しめられる。14分に迎えた決定的なピンチは、キャプテンのDF阿部慎太朗(3年)が身体でブロック。21分のピンチは吉澤がファインセーブで凌いだものの、26分には相手のヘディングがポストを直撃。いつ失点を許してもおかしくない時間が続く。

 それでも、浦和ユースは粘る。ドイスボランチのMF中村絃太(3年)とMF松坂芽生(3年)がセカンド回収に奔走し、右サイドバックのDF横山海斗(3年)は上下動を繰り返せば、FW会田光希(3年)は前線から果敢にプレスを掛け続ける。加えて右のMF井上大輝(3年)、左のMF熊谷陽人(3年)は積極的な仕掛けでチャンスメイク。「普段からずっと頑張っているヤツらなので、必ずできると思っていましたし、信じていました」という指揮官の期待に応えるパフォーマンスを披露する。

 劣勢の中で違いを見せたのは、「ディフェンス陣が集中して守ってくれていたので、自分にチャンスが絶対来ると思っていた」というトップ昇格が内定しているストライカー。44分。右サイドで今季2試合目のスタメンとなった井上が仕掛けると、こぼれに反応したFW照内利和(3年)が放った強烈なボレーは鮮やかにゴールへ突き刺さる。「常にシュートの意識は持っているので、あそこは迷わず振りました」。9番のゴラッソが飛び出し、前半はアウェイチームが1点をリードして、45分間が終了した。

先制ゴールを叩き出した照内利和は歓喜の咆哮!

 後半9分には“下級生”が仕事を果たす。左サイドで獲得したCK。熊谷が丁寧に蹴り込んだキックから、最後はDF田中義峯(1年)がプッシュしたボールがゴールネットへ到達する。スタメン唯一の1年生が貴重な追加点をゲット。浦和ユースがリードを2点に広げる。

 だが、ホームで負けられない帝京も意地を見せる。25分にFW森田晃(3年)が叩き込んだ得点はオフサイドで認められなかったものの、28分にはDFラビーニ未蘭(3年)のクロスから、最後は途中出場のFW宮本周征(2年)がファインゴール。2-1。たちまち点差は1点に。残り時間は15分あまりとアディショナルタイム。勝敗の行方はまだまだわからない。

 ベンチも相次いで交代カードを切っていく。FW白井桜介(2年)、MF深田京吾(2年)、MF和田直哉(2年)と普段はスタメンで登場することの多い2年生の実力者たちが3年生からバトンを引き継ぎ、強度高くピッチで躍動。ベンチも33分にはDF薄井翼(2年)とFW山根且稔(2年)を送り込み、システムも5-4-1気味にして守り切るフェーズに移行。2年生唯一のスタメンだったDF田中一信、も含めて、相手の猛攻を1つ1つ丁寧に凌いでいく。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください