前橋育英が4連勝中の青森山田を1-0撃破!「このままでは終われない」タイガー軍団はリーグ6位からさらに上、選手権で日本一へ
ゲキサカ / 2024年10月14日 16時29分
青森山田は前半39分、浅野に代え、怪我からコンディションを上げてきた10番MF谷川勇獅(3年)を投入した。後半立ち上がりには1タッチのパス交換から谷川がフィニッシュ。また、FKから小沼がヘディングシュートを放つ。小沼や福井の奪い返しから素早くクロスへ持ち込んでいたほか、川口や別府がボールを繋いでシュートを放つなど上手さも見せていた。
青森山田は交代出場の10番MF谷川勇獅が左足シュート青森山田のDF小沼蒼珠主将はこの日もチームに勢いをもたらしていた
青森山田は好調を印象付けるような試合を見せていたが、前橋育英はその相手を上回るような後半の戦いだった。ベンチの指示もあり、佐藤がスペースの広がっていた相手ボランチとDFラインの間でボールを受ける回数を増加。ポストプレーに秀でた佐藤を積極的に活用し、ドリブルで中央を攻略する柴野も存在感を高めていく。ダブルボランチを組んだ柴野とともにボールタッチを増やした石井は、「しっかり選手全員が共通認識を取れたんで、その結果、ちょっと上手く押し込める時間帯もあったんで、そこが改善できて良かった」。18分には、石井の左CKがペナルティアーク付近の柴野へ。柴野がドリブルで右前方へ流れたところでファウルを受け、PKを獲得する。
後半、前線で良くボールを収めていたFW佐藤耕太
このPKをオノノジュが右足で狙うが、青森山田GK松田が左へ跳んでビッグセーブ。前橋FC出身のGK松田はこの後、佐藤の至近距離からの一撃や瀧口のミドルシュートを止めるなど圧巻のパフォーマンスを見せていた。
後半19分、前橋育英のPKを青森山田GK松田駿がスーパーセーブ
だが、前橋育英も負けていない。21分、GK藤原が青森山田MF別府の決定的な一撃を横っ飛びでストップ。DF陣とともに相手の迫力のある攻撃を食い止めていた。この後、青森山田は中島を右WB名倉眞祥(3年)へ、大沢を186cmFW比嘉大陽(3年)と入れ替える。前橋育英も平林をMF白井誠也(2年)へスイッチ。すると、37分、前橋育英は石井の右CKからPAでこぼれ球を拾ったオノノジュがターンして右足を振り抜く。ここまで再三チャンスを逸していたストライカーが、得点ランキング首位に並ぶ9得点目のゴール。ピッチサイドのチームメートと喜びを爆発させた。
前橋育英GK藤原優希も相手の決定的なシュートを止め返す後半37分、前橋育英FWオノノジュ慶吏が右足で先制ゴール
青森山田の正木昌宣監督は内容面について一定の評価をしていたが、「あれだけピンチ作られたら」と指摘する。気温27.4度の暑さも影響したか、前半の被シュート1から後半は10へ増加。その中で1本を決められた。
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