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187センチの長身レフティが心のど真ん中に据えるのは「常に感謝」。鹿島ユースDF土橋竜之介は貴重な先制弾で勝利の一翼を担う!

ゲキサカ / 2024年10月14日 21時51分

 後半33分。鹿島ユースが右サイドで獲得したCK。MF大貫琉偉(1年)が丁寧に蹴り込んだ軌道へ、187センチの長身が宙を舞う。「自分のマークに付いていたのが永野(修都)でだいぶ強かったんですけど、大貫が良いボールを上げてくれて、最初に触った後に自分は後ろを向いてしまったので、よく状況がわかっていない中で、振り向いたらゴールに入っていました」。

土橋は高い打点のヘディングでGKに競り勝つ!



 自らのゴールを確認すると、アップエリアのチームメイトの元へ一直線に走り寄る。「結構押されていた部分もあって、先制点がとにかく欲しい中で決められたので、メッチャ嬉しかったですね。ベンチのみんなと喜べたのも良かったです」。土橋の先制点でリードを手にした鹿島ユースは、45+1分にも再び大貫の右CKから元砂がプレミア初ゴールを記録。「今まで出ていなかった選手も何人か入った中で、粘り強く戦ってくれたと思いますし、そこが勝利に繋がったのも大きいですね」と柳澤敦監督も笑顔を見せた鹿島ユースは、まさに総力を結集する格好で貴重な勝点3をもぎ取ることに成功した。


 中学3年時には年代別代表にも招集されており、もともとその実力を高く評価されていた土橋だが、ユースに昇格してからの2年間はBチームでのプレーも経験するなど、思い描いていたような時間を送るまでには至らなかった。

 柳澤監督は「彼の持っているフィジカル的な部分は申し分ないと思うんですけど、やっぱり少し決定的なミスが失点に繋がってしまうところがあるので、そこをもう少し落ち着いてできればと思いますね」と言及。本人にそのことを尋ねると、「そこは監督にも言われていて、ディフェンスラインに入るんだったらミスは1回もしてはいけないぐらいなので、そういう集中力は自分でも意識しているんですけど、もっと高めていけたらいいなと思います」とのこと。ただ、プレミアの舞台で実戦経験を重ねることで、ウィークも確実に改善には向かっているようだ。

 この日のパフォーマンスには指揮官も「非常に走るスピードもありますし、フィジカル的にも強いので、今日は良かったですね。期待している分、厳しく見ている部分も多いですけど、少しこういう試合を自信に繋げてもらえればと思います」と及第点の評価を口に。安定したパフォーマンスを積み重ねていくほかに、信頼を勝ち獲る方法がないことは土橋が一番よくわかっている。

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