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水沼宏太と喜田拓也から学んだ「昇格組」が繋げていくトリコロールの未来。横浜FMユースMF望月耕平はルーキーイヤーからレギュラー獲りを果敢に狙う!

ゲキサカ / 2024年10月15日 18時35分

横浜F・マリノスユースの10番を背負う万能型アタッカー、MF望月耕平(3年=横浜F・マリノスジュニアユース追浜出身)

[10.13 プリンスリーグ関東1部第16節 横浜FMユース 3-3 東京Vユース 横浜国立大学フットボール場]

 いつも浮かべている柔和な笑顔の陰には、強烈な向上心が隠されている。いよいよサッカーを自らの職業にすることが定まったからには、今まで以上に高い位置へ目線を置きながら、行けるところまで行き切ってやる覚悟は、もう十分に整っているようだ。

「トップ昇格が決まったことは率直に嬉しかったですけど、そこはあくまでも通過点で、トップで活躍していくということが自分の目標なので、来季は最初から試合に関われるように、少しずつでもいいので必ず結果を残して、レギュラーとして出られるぐらいの勢いを持ってやっていきたいと思っています」。

 来季のトップチーム昇格が内定している、横浜F・マリノスユース(神奈川)のナンバー10。MF望月耕平(3年=横浜F・マリノスジュニアユース追浜出身)が慣れ親しんだトリコロールのユニフォームに袖を通して歩んでいく未来には、楽しみな可能性がどこまでも広がっている。


「いつもは中盤の真ん中かフォワードをやるんですけど、今回は右サイドハーフということで、たまにやるぐらいなので、少し苦手な部分もありましたね」。プリンスリーグ関東1部第16節。既に優勝を決めている東京ヴェルディユース(東京)と対峙した90分間。望月は右サイドハーフの位置でキックオフの笛を聞く。

 本人は「右サイドで右足で受けるというところはもう少し練習しないといけないと思いましたね」と振り返ったものの、やはりこの人にボールが入ると全体のギアが一段階アップ。内側と外側のポジショニングを使い分け、シンプルなパスと積極的なドリブルを巧みに駆使しながら、チャンスの芽を生み出していく。

 2年生ながら10番を託されていた昨シーズンは、少し背負うものが大きい印象もあったが、今季は冨樫剛一新監督の元で気持ちも新たにプレーできている様子。「個人的な技量のレベルアップという点よりは、『チームとして勝つ』という点を強調されているので、『自分が絶対に点を獲るんだ』とは個人的に思っているんですけど、点を獲るためにどこから繋がっていくかという中で、誰が点を取っても勝てるようなチーム作りをしてもらっていると思います」という言葉にも、役割が整理されているような思考が滲む。

 試合は横浜FMユースが開始4分に先制したものの、前半のうちに逆転を許し、後半にもう1点を献上してスコアは1-3に。前期の対戦でも大敗を喫した相手に小さくないビハインドを背負ったものの、この日のチームはここから折れないメンタリティを発揮する。

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