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独特なテンポとリズムで“1秒”を作れる10番のプレーメイカー。横浜FCユースMF朝見友樹は自分の信じたスタイルを貫き続ける!

ゲキサカ / 2024年10月16日 20時29分

 すると、13分に先制点を献上。以降は朝見も高い位置へとポジションを取りながら、懸命にボールを引き出しに動き回るものの、効果的なアタックには繋がらず。40分に庄司に訪れたチャンスは相手GKのファインセーブに阻まれ、直後にDF佃颯太(2年)が蹴り込んだCKはクロスバーを直撃。どうしても1点が遠い。

 試合はそのまま0-1でタイムアップを迎える。「優勝を考えるよりは、まず1試合1試合を戦っていかないといけないので、優勝が遠のいたというよりは、後半に自分たちのプレーが出せなかったことが問題ですし、そこはもっと改善しないといけないかなと思います」と朝見。横浜FCユースは4試合ぶりの黒星を突き付けられる結果となった。


 今シーズンの前半戦は途中出場がほとんどで、初スタメンは第10節の市立船橋高校戦。なかなかコンスタントな出場機会は得られなかったが、朝見はその起用法にはある程度納得する部分もあったという。

「前期はどちらかと言うと『蹴るサッカー』だったと思うんですけど、その中で自分が出られないのは納得しているので、出たい気持ちはありましたけど、監督の意向に異論はないというか、仕方ないかなと。いつか繋ぐサッカーができた時に出られればと思っていました」

「前期は苦しい時期もあったんですけど、その時期にしっかり練習して、とことん技術を磨いたことで後期から出られるようになって、今も波はちょっと大きいですけど、去年よりは攻撃面でも守備面でも全然できることも多くなって、特に守備面では中盤でも最低限のプレーはできるようになってきていると思います」。前述の市立船橋戦以降は全試合でスタメンに指名され、中盤でチームにアクセントをもたらしてきた。

独特のテンポとリズムをピッチに刻む

 2年生だった昨シーズンには、改めて自身のスタイルを見直し、突き詰めるきっかけになるタイミングがあったという。「自分は足が速いわけでもないですし、身体が強いわけでもないので、考えてやらないとすぐ潰されちゃったりするのが2年の最初の方の課題で、それを当時の監督に言われてからは、自分なりに考えてフィジカルの練習もやっています。もっとポジショニングにこだわってプレーしないと、試合にも出れないですし、試合にも勝てないことがわかったので、ポジショニングやファーストタッチを意識してきましたし、ワンタッチの選択肢を持っておくことも考えながらやっています」。はっきりした特徴を最大限に発揮できる状況を自ら作り出すため、常に思考を巡らせ続けている。

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