悪コンディションで難しい試合展開も勝つことを重視。“1-0で勝ち切れる”西目が夏冬連続全国出場へ王手:秋田
ゲキサカ / 2024年10月20日 7時44分
[10.19 選手権秋田県予選準決勝 西目高 1-0 大曲工高 ソユスタ]
12年ぶりの選手権出場へ、西目が秋田準決勝突破。第103回全国高校サッカー選手権秋田県予選準決勝が19日に秋田市のソユースタジアムで行われ、夏冬連続の全国大会出場を狙う西目高と大曲工高が対戦。西目が1-0で勝ち、26日の決勝(対秋田商高)へ進出した。
第1シードの西目は、14度目の選手権出場をかけた県予選。準決勝は、GK成田晃也(3年)、DFは右から三浦樹(2年)、吉田碧(3年)、堀田昊生主将(3年)、佐藤快斗(3年)の4バック、中盤中央で司令塔の鈴木蒼士(3年)と西澤陽(3年)がコンビを組み、右SH浅野彩斗(2年)、左SH佐藤琉(2年)、FW今野悠護(3年)、佐藤一汰(2年)の11人が先発した。
一方の大曲工は、第4シードの新屋高を下し、7年ぶりの準決勝進出。準決勝の先発は、GK大久保健吾(2年)、右から坂本光希(3年)、梶原愛翔(3年)、戸島輝星(1年)、高橋大貴(2年)の4バック、MF福田遥人主将(3年)がアンカーを務め、インサイドハーフが高橋桐生(2年)と竹村漣飛(3年)、前線は右に高橋舜平(3年)、左に石川雄仁(3年)、中央に飛澤春之介(2年)が入る11人だった。
ソユースタジアムでの4強決戦
強い風雨の中で行われた一戦は前半12分、西目が左FKから先制点を奪う。「昨日のセットプレーの練習の時から相手のラインが低いっていう話だったんで、GKの方を狙って。雨ですし、GKの方狙って蹴っていけば、何か事故起きて入ったりするんじゃないかなと思って狙っていきました」という佐藤快の絶妙な左足クロスを、吉田がDF2人の頭上で合わせてゴールネットへ突き刺した。
西目は左SB佐藤快斗の高精度キックが先制点を創出した
幸先よく先制した西目だが、この後、行き切れない展開となってしまう。安田洋平監督は「スリッピーなグラウンドと風があるよっていうので、色々こう気を付けなきゃねって言ったのが、何か結果として臆病になってしまった」と指摘する。守備の局面で奪い切ることよりも、相手に行かせないことを重視してしまっていた。また、奪ったボールを堀田や三浦から素早く前線に入れて速攻に結びつけていたが、相手に寄せられていない状況でボールを蹴ってしまう場面も多く、前線と後方が間延び。切り替えも遅れる形となり、大曲工に攻撃を許してしまう。
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