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PK戦で狭山ヶ丘を振り切り3回戦進出。苦闘続くも、伝統校・武南はトレーニングと準備を大切にまた成長して次戦へ:埼玉

ゲキサカ / 2024年10月22日 18時41分

日本一の経験を持つ伝統校・武南高がPK戦を制し、3回戦進出

[10.20 選手権埼玉県予選2回戦 武南高 0-0(PK4-2)狭山ヶ丘高 細田学園第2G]

 第103回全国高校サッカー選手権埼玉県予選2回戦が20日に行われ、県新人戦優勝校の武南高が狭山ヶ丘高に0-0(PK4-2)で勝利した。武南は26日の3回戦で立教新座高と戦う。

 武南が苦しみながらも2回戦を突破した。センス、上手さを一際表現する10番MF有川達琉(2年)と攻守両面での察知力やテクニック、強さの光る注目1年生MF小山一絆、展開力も見せたMF佐藤颯(3年)を中心に近い距離感でビルドアップ。抜け目のない動きでゴール前に顔を出す左SB田中理月(2年)らが崩しに係わり、得点を目指した。

 開始9分にPKを獲得。だが、有川の右足シュートを狭山ヶ丘GK小池悠希(3年)に止められると、今年1年間の課題とこの日も向き合うことになった。今年は県新人戦で西武台高と両校優勝も、関東大会予選はベスト8、インターハイ予選はベスト16で敗退。県1部リーグでは4勝4分8敗の8位と苦戦している。

 内野慎一郎監督は「夏でやっぱり色々本人たちも一生懸命やっているんですけど、やっぱりもう一歩、自分たちの壁を壊せなかった部分があった」と指摘する。勝利の確率を上げるために、伝統の判断力と技術力を大切にしながらチームを強化。だが、チャンスを作りながらも決め切れない課題をなかなか改善することができていない。
前半9分、狭山ヶ丘GK小島悠希がPKを止め、祝福に応える
 23分には、FW大熊來瑠(3年)とMF長谷川渉(3年)のコンビで右サイドを攻略。また、25分に有川がドリブルから左足を振り抜き、40分には右サイドをワンツーで打開した長谷川のラストパスを田中が狙う。だが、このシュートをGK小池に阻まれるなど1点が遠かった。
武南の2年生10番MF有川達琉は個でDFを攻略してシュート
 また、MF畑乙雅(3年)や大熊、小山が相手DF間へ割って入ろうとし、有川、長谷川が相手の逆を取って潜り込もうとしていたが、狭山ヶ丘は相手ボールホルダーに対し、2人がかりでの守備を徹底。1人目が簡単には剥がされずに食らいつき、2人目でドリブルやパスをカットしたほか、DF裏へ抜け出してくる選手への対応も怠らない。
狭山ヶ丘は連動した守備で相手の攻撃を食い止めた
 その狭山ヶ丘は、MF田村一颯(3年)のタックルや185cmCB平田葵一(2年)の奪い返しから、前線でボールを収めるFW池田翔(3年)を起点とした速攻にチャレンジしていた。

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