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久保建英、W杯ドイツ戦以来の左ウイング先発で奮闘!! ソシエダを今季EL初白星に導く

ゲキサカ / 2024年10月25日 3時46分

 久保は前半25分過ぎ、セットプレーの流れで一時オヤルサバルとポジションを入れ替え、右ウイングでプレーする時間帯も続いたが、同30分ごろのCKを機に再び左ウイングのポジションへ。同44分、久保はドリブルで左サイドの深い位置を侵入すると、角度のないところから意表を突いた左足シュート。これはGKを強襲したものの、ゴールにはつながらなかった。

 そのまま1-0で迎えた後半は相手の勢いに押される時間が続いたソシエダ。だが、GKアレックス・レミロの負傷で欧州カップデビューを果たしたGKウナイ・マレーロ、今季加入で守備に安定感をもたらしたDFナイフ・アゲルドが良いブロックでゴールを許さない。

 すると後半14分、ソシエダは最初の選手交代。オヤルサバルとトゥリエンテスが下がり、FWシェラルド・ベッカーとMFセルヒオ・ゴメスが投入された。

 すると直後、ソシエダがセットプレーから再びゴールを破った。B・メンデスが左CKをニアサイドに送り込むと、今度はパチェコがヘディングでフリックし、これが相手GKのファンブルを誘発。ファーに走り込んだFWウマル・サディクが押し込んだ。ただ、そこでVARが介入。ゴール前の競り合いでオフサイドポジションのアゲルドが相手選手を妨害していたとして、ゴールは認められなかった。

 プレー再開後、オヤルサバルが下がったことに伴い、久保は右ウイングにポジションを移すかと思われたが、そのまま左でプレー。左右両方でプレーできるベッカーが右ウイングに入った。それでも後半19分、ソシエダはこの起用が実って追加点を奪った。縦突破を見せたベッカーの右足クロスにS・ゴメスがゴール前で合わせ、2-0とした。

 もっとも、その後も攻撃の起点は左サイドで継続。後半21分、久保が左からカットインしながらペナルティエリア内にトリッキーな浮き球パスを送り、B・メンデスが侵入するという良い攻撃の形も。また同25分、久保は左サイドからカットインし、右足で果敢にシュートを狙ったが、これは左に外れていった。

 そして後半30分、ソシエダは2度目の選手交代。久保とDFジョン・アランブルに代わってMFアンデル・バレネチェアとDFアリツ・エルストンドを投入し、イエローカードも受けていた久保のプレータイムは75分間にとどまった。

 2点リードで終盤を迎えたソシエダは後半36分、FWオシェール・ダビダのクロスをFWドル・トゥルジェマンに合わせられ、マッカビ・テルアビブに1点を返される。それでも同43分、マッカビ・テルアビブは途中出場のダビダが2枚目のイエローカードを受け、退場処分。最後は数的優位のソシエダがリードを守り切り、今大会初白星を獲得した。
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