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丸岡が7連覇に王手!! プリンスリーグの残留争いで成長、啓新から粘り強く逃げ切って決勝へ:福井

ゲキサカ / 2024年10月29日 9時44分

逃げ切った丸岡高が7連覇に王手

[10.27 選手権福井県予選準決勝 丸岡高 2-1 啓新高 テクノポート福井スタジアム]

 第103回全国高校サッカー選手権福井県予選準決勝が27日に行われ、7年連続35回目の選手権出場を狙う丸岡高と初出場を目指す啓新高が対戦。前半に2ゴールを奪った丸岡が2-1で勝利した。

 インターハイは5年連続出場、選手権も6年連続出場中と県内では無類の強さを発揮する丸岡だが、トーナメントを勝ち上がるのは決して楽ではない。「勝って、丸岡にぎゃふんと言わせてやろうというチームばかり。それでも勝たなければいけない。全ての試合を楽に勝つのは無理」と話すのは小阪康弘監督で、準決勝も勝ちはしたものの苦戦を強いられた。

 ボールを持ったら素早く182cmのFW高橋侃大(3年)にロングボールを入れるのが啓新の攻撃パターンで、二次攻撃を仕掛けるためにセカンドボールを狙ってくる。本来の丸岡はFW奥村風磨(3年)を頂点とした3トップの足元に入れて、地上戦を仕掛けたかったが、ボールを失うと反撃を食らうリスクもあるため、サイドのスペースに入れて右のFW西村心(3年)、左のFW小関彼方人(2年)を走らせる。高い位置を取ってからは、左右から繰り出すロングスローで啓新のゴールに迫っていく。

 狙いが上手くはまり、前半7分には自陣からのカウンターから西村が左に抜け出し、ゴール前にパスを入れたが、走りこんだ小関はオフサイド。16分にはロングスローのこぼれ球をMF石塚流斗(3年)がヘディングで落とし、小関がフリーでゴールを狙ったが、シュートはGKの正面に終わった。

 チャンスを作りながらも「自分たちがロングスローを投げる際、上がったCBの穴をカウンターで狙われるシーンが多かった」(奥村)のも事実。啓新は素早いリスタートから、俊足のFW籠野友侑也(3年)を狙ったカウンターを繰り出し、クロスからチャンスを狙ったが、GK松永幸知(2年)がハイボールに積極的にチャレンジし、ゴールを許さない。

 試合が動いたのは前半26分。右サイドの西村が俊足を生かして右サイドを突破し、ゴール前にクロス。反対サイドから中に飛び込んだ小関が頭で合わせた。「1点目は練習で何回もクロスからファーをやってきた。その形が出せて良かった」(奥村)という丸岡の伝統芸とも言える攻撃パターンで均衡を崩すと、34分には奥村が得たPKを自ら決めて啓新を突き放した。

 プラン通りに試合を進めた丸岡だったが、以降が続かない。前半終了間際にロングスローのこぼれ球をMF佐藤星南(2年)に決められると後半は押し込まれる展開が続いた。11分にはDF市橋拓空(3年)のクリアボールが丸岡DFの背後に落ち、高橋にフリーでシュートを打たれたが、GKの正面。20分には籠野にGKとの1対1に持ち込まれたが、松永が上手く距離を詰めて啓新に2点目を与えない。その後もロングシュートがクロスバーを叩くなど運にも助けられ、丸岡が2-1で逃げ切った。

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