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絶体絶命の危機を2度乗り越えた福井商!! 北陸をPK戦の末に下して“リベンジの舞台”へと向かう:福井

ゲキサカ / 2024年10月29日 10時20分

17年ぶりの選手権出場まで、あと一つに迫った福井商高

[10.27 選手権福井県予選準決勝 北陸高 1-1(PK5-6) 福井商高 テクノポート福井スタジアム]

 第103回全国高校サッカー選手権福井県予選準決勝が27日に行われ、北陸高と福井商高が対戦。PK戦までもつれた一戦は福井商が1-1(PK6-5)で勝利し、決勝進出を果たした。

 ラストプレーで失点し、目前まで迫っていた勝利が遠のいた。PK戦では5番手のキッカーが枠外にシュートを外し、負けが確定したかと思われたが、GKがキックの直前で動いたと副審がジャッジし、やり直し。2度目のキックを成功させると相手7番目のキックをGK谷口空翔(2年)が防いで勝利を手繰り寄せた。絶体絶命のピンチを2度乗り越えて、勝利を手繰り寄せだけに喜びもひとしお。試合後、選手とスタンドが一つになって喜びを爆発させた。

 試合の立ち上がりは北陸のペース。高さと足元の技術を備えた要注目のFW吉田英生(3年)を起点に中盤が連動した崩しを見せて、福井商陣内へと切り込んでいく。前半7分にはMF本葭歩翔(3年)のパスから、MF小林晴太(3年)がシュートも福井商GK谷口空翔が触ってCKに。13分には吉田のポストプレーから、MF西岡幹太(2年)が右サイドを抜け出し、クロスを上げたが、福井商のDFに阻まれた。

 福井商は高木謙治監督が「相手が追い込んできてもその逆をとるサッカーがやりたかったけど、なかなか上手く行かなかった」と話した通り、思い通りの試合展開には持ち込めなかったが、守備の隙を見せない。「僕らは3バックなので両脇が狙われやすい。4-4-2の相手をどう守るか1年間やってきた。リスク対応や守備の切り替えで相手にやられないようにする練習を1年間やってきたので今日は守備が安定していたと思う」。そう胸を張るのはDF谷田月波輝(3年)だ。

 後半に入ってから福井商は攻撃の形を微調整。中央の崩しを警戒する北陸を崩すため、ウイングバックによる仕掛けを増やした。後半6分にはMF松田琉音(2年)の左クロスから、FW杉田友輔(3年)がヘディングシュートを放つ。11分には右サイドでボールを運んだMF谷口櫂我(3年)のパスからFW平田海成(3年)がクロス。GKが弾いたボールをMF坪田太陽(3年)が押し込もうとしたが、シュートは枠を捉えることができない。

 チャンスを作りながら1点が遠かったが、35分には相手DFの裏に落ちたボールに平田が突っ込んでシュート。こぼれ球に反応した杉田が無人のゴールに押し込み、福井商が先制した。そのまま逃げ切りたかったが、40+3分には北陸のパワープレーを受けると、こぼれ玉を西岡に決められ、延長戦へ。ここでも決着がつかず、勝負の行方はPK戦に委ねられることになった。

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