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絶体絶命の危機を2度乗り越えた福井商!! 北陸をPK戦の末に下して“リベンジの舞台”へと向かう:福井

ゲキサカ / 2024年10月29日 10時20分

 キックを外した5番手の選手がキックをやり直すなど想定外の状況が起きたPK戦で活躍したのは守護神の谷口空翔。元々は控えだったが、正GKの福本竜矢(3年)が怪我をしている間にポジションを掴み、成長を続けてきた。反応の良さがストロングポイントで、PK戦では2本のキックをストップ。この結果、1-1(PK6-5)で福井商が勝利した。

 今年の福井商は例年と一味も二味も違う。昨年は選手権予選の決勝で敗退。プリンスリーグ北信越への昇格をかけたプレーオフでも涙を飲んだ。これまでは自陣で相手アタッカーと入れ替わったり、セカンドボールの攻防で敗れ、勝利を手繰り寄せることができなかった。そうした反省を踏まえ、今年はスタイルを大きく変更。「自分たちに主導権がないサッカーで負けてきたので、今年はしっかりと自分たちが主導権を握った攻撃ができるように目指してきた」(高木監督)。

 選手に、チームが変わったというメッセージを伝えるため、システムを4バックから3バックに変更。トレーニングも大半をボールコントロールやポゼッションに時間を割き、パスとドリブルで相手を崩すサッカーへと舵を切った。この日は大舞台に対する緊張もあり、全面に新スタイルを押し出せたわけではないが、3バックの左を務めるDF石本和輝(3年)が思い切って前に出ていく場面や、コンビネーションで中央を崩す場面が見られた。高木監督は「本当はもっと面白いサッカーができる」と口にする。

決勝で対戦するのは昨年、敗れた丸岡だが構えて挑むつもりはない。「去年、惜しくも負けて悔しい思いをしてこれまで1年間頑張ってきた。自分たちがやってきたことを信じて、思いっきりチャレンジャーとして丸岡を倒しに行きたい」と意気込むのは谷田で、攻め勝って全国への扉を開くつもりだ。

(取材・文 森田将義)
●第103回全国高校サッカー選手権特集

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