今年はどんな相手でも「粘り強くやれる」チーム。遠野が延長戦で盛岡中央を振り切り、2連覇と県3冠に王手:岩手
ゲキサカ / 2024年10月31日 23時36分
盛岡中央は最終ラインで礒部とともに奮闘していた天江を前線へ上げて反撃。だが、遠野は延長後半8分、相手GKのクリアミスから敵陣中央の照井がロングシュートを狙う。ゴールを確信して右手を突き上げると、ボールはそのままゴールイン。この後、遠野はMF青山唯斗(3年)を加えて試合を締め、3-1で勝利した。
延長後半8分、遠野FW照井颯人がロングシュートを決めて3-1
遠野は昨夏の東北大会で尚志高(福島)や青森山田高(青森)を破って19年ぶりの優勝。また、選手権ではプレミアリーグ勢の大津相手にドリブル、ショートパスを駆使した戦いで渡り合い、0-1の接戦を演じている。
主力の多くが卒業したが、今夏も東北制覇。内田部長は「どういう相手でも粘り強くやれるかなっていうのは今年の特長だと思います。プレミアのチームとかでも、フィジカルのところでしっかり負けない、足運んでついていくっていうところは去年よりは特長があるんじゃないかなと思います」というチームはこの日、苦しい試合展開でも粘り強く戦い、白星を勝ち取った。馬場は「決勝はどんな形であれ必ず勝って、全国の出場の切符を掴みたいなと思います」。今年のチームの強みをしっかりと表現し、選手権予選も連覇を果たす。
(取材・文 吉田太郎)
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