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指揮官に直訴した長期離脱後初のフル出場…復活遂げた横浜FM小池龍太「これが基準。下回るのであれば僕はこのクラブにいらない」

ゲキサカ / 2024年10月31日 4時56分

 相手のプレッシングを受ける場面では積極的な動き直しでビルドアップを助け、守備では常に先手を取るポジショニングで危険なシーンを作らせず、さらにMF喜田拓也が不在のチームはピッチ上の統制力に欠ける中、周囲への指示を通じた確固たるキャプテンシーでも存在感を発揮。その結果、J1残留に最低限の結果と言える0-0のドローに導いた。

 試合後、報道陣の取材に応じた小池は「こういう疲れている時はどこか緩みが出てしまったりして、結果が出ないというのが自分たちにとって苦しいこと。そこの集中力をどれだけ保たせるかが僕の役割だと思っていた。そこは最後まで集中力を高めることで失点をゼロに抑えられた」と手応えを口にした。

 もっともその一方、小池は「勝ち点3以外いらないという気持ちだし、勝てなかったのが全て。勝ちを求めて応援しにきてくれていると思うので、自分たちも勝ちで応えないといけないのが全て」とも口にしており、結果への満足はなかった。直近2試合で続いた複数失点に歯止めをかけたはしたが、マリノスらしい“アタッキングフットボール”の取り組みは停滞中。残る公式戦7試合での復権に意気込みを示した。

「勝つために失点をなくすのは当たり前で、その準備段階としてステップは踏めた。あとはどういう攻撃で相手を上回るか、どうやって勝っていくかをこの1週間かけて改善していけるか。やっとそういう緩みが守備で出なくなったけど、攻撃で相手陣地で不用意なミスもあったし、そういうところのクオリティーはマリノスらしくないし、マリノスであってはいけない。そこで勝ち点3につながらなかっただけなので、それを次に改善して、改善して、これがマリノスだよねという形で(シーズンを)終わりたい」(小池)

 自身の約2年ぶりというフル出場にも「優勝した時に以来の90分間でしたね。感触としてはやっと戻ってきたかなと思う」と一定の感慨は口にしつつも、「やっと戻ってきたなという感触と、まだまだ戻さなきゃいけないところ。思ったよりメディカルスタッフ、コーチングスタッフが喜んでくれているという喜びが自分のことよりも大きかった」と冷静に語った小池。「これが基準だし、下回ってはいけない。下回るのであれば僕はこのクラブにいらない。それだけ。僕が出る理由はそこにしかない」。復活を印象付ける一戦でのパフォーマンスにも妥協を見せず、頼もしい表情で残りのシーズンを見据えていた。

(取材・文 竹内達也)
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