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専修大北上が前半4発、5-0で岩手準決勝突破。堅守とテンポの良い攻撃で宿敵・遠野超えに挑戦

ゲキサカ / 2024年10月31日 14時1分

前半6分、専修大北上高は右SB藤枝快成の右足シュートで先制

[10.27 選手権岩手県予選準決勝 盛岡誠桜高 0-5 専修大北上高 いわスタ]

 専大北上が5-0で決勝進出。第103回全国高校サッカー選手権岩手県予選準決勝が27日に行われ、専修大北上高が5-0で盛岡誠桜高に快勝した。専大北上は3年ぶり3回目の選手権出場をかけ、11月3日の決勝で遠野高と戦う。

 専大北上は今夏の東北高校選手権準優勝校。今大会は東北新人戦8強の盛岡大附高、選手権日本一の歴史を持つ盛岡商高をいずれも3-0で下し、準決勝へ駒を進めてきた。この日の先発はGKが奥山隆晟(3年)で、右SB藤枝快成(3年)、CB成田大悟主将(3年)、CB伊藤晟来(3年)、左SB小野寺聖月(2年)の4バック。中村瑠希(2年)と吉池晃大(2年)がダブルボランチを組み、右SH平山太陽(2年)、左SH小原佑太(2年)、そして横山瑛大(3年)と山崎諒太(2年)が2トップに構えた。

 一方の盛岡誠桜は2年前に初の県4強。今年は東北高校選手権で青森山田高(青森)を1-0で破って8強入りし、今回、選手権予選で再び準決勝まで勝ち上がってきた。この日はGK黒澤拓樹主将(3年)、DF島田倖汰(3年)、室岡琉斗(2年)、佐藤功乃介(2年)、MF三村琉珠(3年)、金田一幸星(2年)、吉田倖亜(3年)、佐藤颯(2年)、FW中村蒼(2年)、今野朝陽(2年)、柴内泰成(2年)で試合をスタート。前半3分には吉田の左FKから三村の放ったヘッドが枠を捉えた。

 だが、この一撃を専大北上GK奥山がファインセーブ。盛岡誠桜は中村の縦への仕掛けとクロスなど立ち上がりは攻勢に出ていたが、専大北上がチャンスを確実に得点へ結びつけていく。
私立校同士の4強決戦
 まずは6分、小野寺の右CKがニアへ入ると、混戦から藤枝が右足を振り抜く。これがファーサイドのネットを揺らし、先制点となった。さらに11分、右サイドの平山がDFと入れ替わって前進する。そこから攻撃を仕掛けると、平山が前線の横山へパスを入れ、こぼれ球に走り込む。これは盛岡誠桜が阻止。だが、PAで拾った小原がDFのタックルをかわし、左足シュートをゴール右へ決めた。
前半6分、専大北上が右SB藤枝快成のゴールで先制前半11分、専大北上MF小原佑太が左足シュートを決めて2-0ドリブルでDFをかわし、ゴールを決めた
 専大北上は17分にも藤枝の左ロングスローから山崎と横山が連続で決定的なシュート。これをGK黒澤の好守で阻止した盛岡誠桜はボールを繋いで押し返し、クロスやセットプレーで1点を目指す。
盛岡誠桜はGK黒澤拓樹主将がチームを盛り上げていた
 だが、小原昭弘監督が「前半、いい形でボランチがボールを受けて、さばいたり、縦のボール入ったりっていうところで、非常にいい展開で、いい得点までっていう感じでした」と評したように、専大北上は吉池と中村を軸としたテンポの良いパスワークで主導権。そして、ともにスキルの高い横山、山崎の2トップやスピードのある平山、小原の両SHが相手の間や裏のスペースを取ってゴールへ迫る。

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