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帝京大可児、大垣日大退け岐阜6連覇に王手!! 今大会4戦20発エースら“注目世代”が掲げる野望「今年は日本一を取りに行く」

ゲキサカ / 2024年11月2日 19時36分

先制点を決め、喜びを爆発させるFW加藤隆成(3年=帝京大可児中)

[11.2 選手権岐阜県予選準決勝 帝京大可児高 4-1 大垣日大高 長良川球]

 第103回全国高校サッカー選手権岐阜県予選は2日、岐阜市の長良川球技メドウで準決勝を行い、5連覇中の帝京大可児高が大垣日大高を4-1で破って決勝進出を決めた。エースのFW加藤隆成(3年=帝京大可児中)が先制点を含む2ゴールの大活躍。9日の決勝では6年連続の全国出場をかけ、中京高と対戦する。

 大雨警報の発令が懸念されていたため、当初のスケジュールから1時間前倒しの午前10時にキックオフを迎えた準決勝第1試合。ピッチの至るところに水たまりが見られる難しいコンディションの中、序盤は両チームともにロングボールを多用する展開となった。

 それでも徐々に色を出し始めたのは「リスクを負わないことを気を付けてやってきたが、それだけではうちのサッカーにならない。少し浮かせながら繋ごうということで取り組んでいた」(仲井正剛監督)という帝京大可児。夏のインターハイで見られた本来のパスワークとまではいかずとも、ダブルボランチのMF松井空音(3年=FC.フェルボールテクニコ)とMF伊藤彰一(2年=FC.フェルボール愛知)を中心にボールを落ち着かせ、主導権を強固なものにしていった。

 そうして迎えた前半14分、帝京大可児が先手を取った。トップ下のMF青木嘉宏(2年=愛知FC庄内U-15)がハーフウェーライン付近で前を向き、濡れたピッチの中でも勢いのあるドリブル突破を仕掛けると、ゴール左斜め前で切り返したところにエースの加藤が反応。加藤がスイッチ気味にボールを引き受けて右足を振り抜くと、豪快なミドルシュートがゴールに突き刺さった。

 加藤は岐阜県1部リーグで30得点を記録し、夏のインターハイでも2試合で4得点を挙げていた高校屈指のストライカー。同点のままでは何が起きるかわからないピッチコンディションの中、エースストライカーとしての仕事を果たした。
FW加藤隆成(3年=帝京大可児中)が先制のスーパーゴール
 もっとも、その後は初の全国出場を狙う大垣日大が意地を見せ、拮抗した展開に。左サイドハーフのMF加藤豪(3年=西濃シティ)のドリブル突破に加え、最前線のFW澤田泰和(3年=メジェール岐阜瑞穂)を筆頭にFW藤本要(3年=星和中)、MF栗田陸翔(3年=若鮎長良FC)が狙いを持って右サイドの背後に走り込むカウンター攻撃や、ルーキーながらキッカーを任されているDF安藤稜晟(1年=FCヴィオーラ)のセットプレーも有効打となっていた。

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