高岡不在でインハイ16強の経験も力に。後半5発で宮崎3連覇の日章学園は選手権で「日章旋風」「日本一」
ゲキサカ / 2024年11月2日 19時50分
[11.2 選手権宮崎県予選決勝 日章学園高 5-0 宮崎一高 いちご宮崎新富サッカー場]
日本一を目標に掲げる日章学園が、宮崎県予選3連覇――。第103回全国高校サッカー選手権宮崎県予選決勝が2日、児湯郡新富町のいちご宮崎新富サッカー場で行われ、日章学園高と宮崎一高が対戦。日章学園が後半の5得点によって5-0で勝ち、3年連続18回目の全国大会出場を決めた。
日章学園は準決勝でライバルの鵬翔高に3-1で勝ち、決勝進出。先発のGKは有薗大樹(3年)で、右SB野口昊平(2年)、CB吉川昂我(3年)、CB藤山真(2年)、左SB三田井宏生(3年)、中盤は小峠魅藍(3年)と吉崎太珠(1年)のダブルボランチで、右SHが仙台内定のU-18日本代表MF南創太(3年)、左SHが川越廉斗(3年)、前線はサウサンプトン(イングランド)内定のU-19日本代表FW高岡伶颯主将(3年)と水田祥太朗(3年)が2トップを組んだ。
3連覇をかけた日章学園の先発イレブン
一方、宮崎一は準決勝で都城農高との延長戦を制して初の決勝進出。先発のGKは長友拳士朗(3年)、DFは右から坂本周由登(3年)、松元俐虎(3年)、今別府兼永大(3年)、前田隼佑(3年)の4バック。中盤は松下未來主将(3年)と上野瑛洵(3年) 湯地紀稀(3年)、堀田蓮音(3年)で構成し、前線にエースFW西内宥成(3年)と宮崎幸佑(2年)が入った。
宮崎一は初の決勝進出
日章学園は4分、右サイドから縦に仕掛けた南のラストパスに高岡が走り込み、9分には小峠の右クロスをファーの高岡が頭で合わせる。ボールはゴール方向へ飛んだが、宮崎一GK長友がファインセーブ。決勝初進出の宮崎一スタンドは、日章学園の攻撃を弾き返したり、クロスへ持ち込んだりするたびに大いに沸いていた。
仙台内定の日章学園MF南創太は序盤からドリブルでチャンスメーク
前半は膠着した展開となった。風下の日章学園はロングボールを多用。CKやスローインを獲得し、小峠のロングスローなどセットプレーで先制点を目指したが、試合前にファーストコンタクトやセカンドボールの攻防で負けないことを指示されていたという宮崎一は、競り合いで負けない。180cmMF上野や松元、今別府の両CBが良く跳ね返し、170cmのGK長友も奮闘。高岡にドリブルで大きく前進されるシーンもあったが、上野がタックルで止めて右SB坂本がクリアするなどゴールを許さない。
宮崎一は相手のセットプレーをGK長友拳士朗中心に跳ね返した宮崎一のMF上野瑛洵(右)は高さを発揮し、タックルでも奮闘
逆に前線の西内や湯地、宮崎がボールを収めて速攻。19分には、FKのこぼれ球に反応した堀田の右足シュートが左ポストを叩く。また、36分には堀田のインターセプトから前田の左クロスがゴール前を横切った。日章学園は川越の左足ボレーや藤山のヘッドでゴールを脅かしたものの、宮崎一は相手FWへの挟み込みを徹底する松下中心にまとまりの良い戦い。0-0で試合を折り返して見せた。
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