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勝ち切った徳島市立が3連覇に王手!! 鳴門の粘りに遭うも最後は突き放す:徳島

ゲキサカ / 2024年11月9日 11時38分

徳島市立高が3連覇に王手

[11.2 選手権徳島県予選準決勝 徳島市立高 4-2 鳴門高 徳島市民球技場メイン]

 11月2日、第103回全国高校サッカー選手権の徳島県予選準決勝が開催され、徳島市立高が鳴門高と対戦。G大阪などでプレーし、徳島市立のOBでもある吉成浩司監督が率いる鳴門に苦戦しながらも攻撃陣がゴールを重ね、4-2のスコアで12年連続での決勝進出を果たし、3連覇に王手を掛けた。

 台風21号から変わった温帯低気圧の影響を受け、強風が吹き荒れた準決勝。主将を務めるMF上田寛大(3年)がコンディション不良でベンチスタートとなるなか、風上に立った徳島市立は序盤から主導権を握った。4-4-2でスタートすると、最終ラインからボールを丁寧に動かしながらゴールをうかがっていく。右サイドハーフのMF原水智弘(3年)、左サイドハーフのMF芳田翠(1年)もスピードを生かして前へ運ぶが、FW鈴木悠哉(3年)とFW岡快吏(3年)の2トップにはボールが入らない。

 前半の半ば以降は風に加えて雨脚が強まり、ピッチコンディションが悪化。中盤で思うようにボールが繋げなくなり、ボランチのMF山口凜太朗(3年)も良いタイミングで顔を出せなくなった。中途半端な場所でボールをロストするシーンが増えると、29分、CKの2次攻撃からMF山本永吉(3年)の右クロスをFW大津一彩(2年)に頭で決められ、鳴門に先制を許してしまう。

 ペースを取り戻せないまま、前半は0-1で終了。徳島市立の河野博幸監督も選手たちのパフォーマンスに不満を口にした。

「相手がブロックを敷いて、守備的に戦ってくるのは分かっていた。じゃあ、どうするのか。結局は雰囲気や実際に立ってみないと分からないところがあったと思う。相手との距離感を掴めずに前半が終わってしまった。今年は受け身の子が多い点もあるので」

 だが、悩んでいる時間はない。残された40分間で試合をひっくり返さなければならない。そうした状況下で立ち位置とゴールに向かう姿勢を修正した徳島市立は、後半の開始から攻撃のギアを上げていく。後半開始からボランチの位置に投入された上田がボール回しの軸となり、サイドに展開。空いたスペースをうまく活用しながら、相手陣内に入り込んだ。10分には、後半から左サイドハーフに投入されたMF牛尾律貴(2年)がアーリークロスを送ると、原水がファーサイドで合わせて同点に追い付く。これで流れを引き寄せると、19分には山口の左FKからCB好浦悠仁(3年)が頭で決めて逆転に成功した。

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